DCI、オーストラリア・ダーウィンに10MWの施設を建設 ~ノーザンテリトリー進出
オーストラリアのデータセンター企業DCI Data Centersは、ダーウィンにエッジ施設を建設することになりました。
同社は今週、ノーザンテリトリーに土地を確保し、DRW01と呼ばれるTier III対応の10MWの施設を新たに建設すると発表しました。土地の価格は公表していません。
DCIは、ダーウィン・テクノロジーパークに2.7ヘクタールの敷地を確保し、将来的には5ヘクタールまで拡張できるオプションを持っています。
DCIのオーストラリア・ニュージーランド担当CEOマーコム・ローは、ダーウィンがオーストラリアの国防軍や沿岸警備隊の北部における指揮拠点であり、米国国防軍の重要な技術・航空資産を抱えていることを強調しています。
「急速に成長している宇宙分野ではまた、NASAをはじめとする世界的な企業がこの準州に拠点を置いています。既存の鉱業、農業、観光業に加えて、ということです。これらの産業は安全なICTインフラを必要とするため、この土地の購入を皮切りに、ノーザンテリトリーへの進出を拡大することは非常に理にかなっています。」
同社はまた、ダーウィン-ジャカルタ-シンガポールケーブル(DJSC)の発表とテラビット・テリトリーのアジアへの拡大により、『オーストラリアのデジタル・テリトリーおよびアジアへのゲートウェイ 』としての地位を強化することができると述べています。
Brookfield Asset Managementのポートフォリオ企業であるDCIは、シドニーとアデレードでデータセンターを運用しており、さらに両地域で計画中または開発中の施設があります。また、ニュージーランドのオークランドにもデータセンターを建設中です。
DXN社は最近、ダーウィンにあるSecure Data Centreを買収しました。この施設は、70台のラックを備えた2つのデータホールを持つ350平方メートルのバンカーです。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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