パキスタンのCybernetで障害発生

カラチでUPSバッテリーが故障し、多数のサイトがオフラインに

パキスタンのCybernet社は、UPSバッテリーの不具合により障害が発生し、多くのサイトがオフラインになったと報じられています。

ProPakistaniによると、カラチにあるCybernetのデータセンターUPSのバッテリーが故障したため、数十社が障害に直面しているとのことです。

同誌によると、これ以上の被害を避けるため、システム全体を停止させたといいます。初期チェックが行われ、サービスが段階的に復旧しています。しかし、サービスの完全な復旧には時間がかかる可能性があり、完全復旧の時期は不明です。

今回の障害で影響を受けたWEBサイトやサービスは、TPLの全WEBサイト、パキスタン証券取引所(PSX)のサイト、PSOカードのサービス、多くの銀行のデジタルサービスなどが含まれます。

PSXのWEBサイトには、「PSXは通常通り機能しており、すべての取引活動が行われています」というメッセージが掲載されています。「外部の技術的なホスティングの問題により、PSXのWEBサイトおよびPSXデータポータルサービスは現在ご利用いただけません。取引所での取引活動は通常通り行われています。」

1996年に設立されたCybernetは、Lakson Group コングロマリットの一員であり、パキスタンの企業に接続サービスを提供しています。同社はカラチにあるLaksonのビルの1つでデータセンターを運営しています。この記事を書いている時点では、CybernetとLakson両方のWEBサイトがダウンしています。

Vertiv 社は昨年、カラチにあるケーブル陸揚げ局用の機器をCybernet社に提供すると発表していました。



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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