T-MobileとSpaceX、宇宙からモバイル接続する計画を発表

Starlinkがモバイルユーザーに限定されたネットワークを提供し、デッドゾーンをなくす目的

T-Mobileは、宇宙からのモバイル信号接続を計画しており、米国内でカバーできない地域をなくすことを目標としています。SpaceX社と提携し、同社のStarlink衛星を通じて、約2〜4Mbpsの速度で信号を提供します。

両社は、テキサス州南部にあるSpaceX社のStarbase施設で行われたライブイベントで、この計画を発表しました。

この技術提携は、SpaceXのオーナー兼チーフエンジニアのイーロン・マスク氏と、T-MobileのCEO兼社長のマイク・シーバート氏によって発表されました。

「これの重要な点は、携帯電話にとって世界のどこにもデッドゾーンがないことを意味する」とマスク氏は言い、接続性はセルゾーンごとに2〜4Mbpsになるはずだと付け加えています。

一方、シーバートは、T-Mobileの国内ライバルに警告を発しました。「単なる画期的な提携ではなく、これは業界を揺るがす2人のイノベーターが古いやり方に挑戦し、顧客をさらにつなぎ、競争相手を脅かす全く新しいものを作り出すことを意味します。」

T-Mobileのミッドバンドスペクトラムを全国で使用しながら、Starlinkの衛星から放送する新しいネットワークが作られます。

2019年以降、SpaceXは約3,000機のStarlink衛星を打ち上げ、約40カ国に衛星インターネット接続サービスを提供しています。しかし、T-Mobileのサービスには、より強力なフェーズドアレイアンテナを搭載した、より大型の次世代衛星が必要になる。

衛星基地局会社のLynk社は今年初め、衛星直収電話サービスを運営するためのFCC免許の対象となる最初の宇宙船Lynk Tower 1を宇宙に投入し、同社は『0G』問題の解消も目指しています。

Lynk社は、パプアニューギニアの Telikom Limited  、バハマの Aliv 、ソロモン諸島のbmobile、モンゴルのUnitel、中央アフリカ共和国の Aliv など、太平洋とカリブ海に浮かぶ7つの島の通信事業者と契約を締結しています。



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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