STT GDC、フィリピン・マニラに124MWのデータセンターキャンパス建設中
4棟で合計83,000平方メートルの規模に
ST Telemedia Global Data Centres(STT GDC)を含むコンソーシアムが、フィリピンで新しいデータセンターキャンパスを開発します。
Globe, Ayala Corporation, シンガポールのSTT GDCによるジョイントベンチャー、ST Telemedia Global Data Centres Philippines (STT GDC Philippines) が本日、マニラのケソンシティにキャンパスを開発する計画を発表しました。
STT Fairview キャンパスは、4棟の建物からなる総床面積83,000平方メートル(893,400平方フィート)以上で構成され、完全建設後は124MWのIT負荷容量を提供する予定です。最初の建物である「 Fairview 1」の建設が開始されました。
敷地内の二酸化炭素排出量を削減するため、ホローコア・コンクリート・スラブ、リサイクル・スチール、HDPE3配管が使用されます。この建物は、顧客の要求に応じて、液冷ソリューションやサーバーを収容する機能を持つ予定です。
STT GDCの東南アジア担当CEOであるLionel Yeoは、「このたびは、デジタル社会の要であるデータセンターインフラで、フィリピンのデジタル成長戦略を支援する好機です。この新しいデータセンターは、複雑な設計と規模を必要とするため、信頼性を犠牲にすることなく、市場をリードする効率性を提供し、フィリピンにデータセンター容量の新しい標準をもたらし、その将来対応機能でフィリピンのデジタルと持続可能な野心に貢献します。」
STT GDCフィリピンは、マニラ首都圏に3カ所、カビテとダバオにそれぞれ1カ所、合計22MWのIT能力を持つ5つのデータセンターを既に運営しています。
Globe、Ayala Corp、STT GDCの3社は、Globeがデータセンター事業を切り離した後、昨年データセンターJVを設立しています。当時はKarmanEdgeと呼ばれ、Carlo MalanaがCEOとして会社を率いていました。現在はSTT GDC Philippinesと改称されているようです。
Globeは、完全子会社であるInnove Communications, Inc(旧Islacom)を通じて、2001年からフィリピンでデータセンターを運営しています。Globeがデータセンター事業の売却を検討しているという噂は2021年9月に浮上し、同社は11月にSTT GDCとデータセンター合弁会社を設立するための「高度な協議中」であると述べています。
AyalaはGlobeの約14%を所有し、SingTelの21%(STT GDCも所有するTemasek Holdingsが所有)、Asiacommの54%(AyalaとSingtelが所有)と並んでいます。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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