NTTがドイツのデータセンター拡張計画を発表

NTTは、フランクフルト、ベルリン、ボンの既存キャンパスに新たなデータセンターの開発を行なっていくとするドイツでの事業拡大計画についての詳細を発表しました。

同社は、ドイツでのフットプリントを40%以上拡大してきたと述べ、更に同国内の既存拠点に3万平方メートル(323,000平方フィート)以上のITスペースの追加を行なっていくとしています。

NTTは、ドイツが世界のデータセンター市場にとって重要な国である理由として、その立地、地元のハイテク企業やスタートアップ企業の存在、さらには光ファイバー接続、DE-CIXインターネットエクスチェンジの存在などを挙げています。

NTT Ltd.のGlobal Data Centers EMEAのCEOであるFlorian Winkler氏は次のように述べています。「多くの組織がハイブリッドなワークモデルを採用し、私たちのデジタル習慣が変化する中、弊社がニューノーマルをナビゲートしていくことで、データセンターの役割はますます大きくなっていくでしょう。ドイツのデジタル未来の基盤をサポートできることを私たちは誇りに思う」

フランクフルトでは、Frankfurt 1施設に7.3MWの新棟を着工し、4,300平方メートル(46,300平方フィート)の床面積を追加し、2022年第2四半期のオープンを目指しています。また、Frankfurt 4では、今年中に新棟2棟を開設する予定で、それぞれ床面積4,700平方メートル(50,600平方フィート)、6メガワットの容量が追加されます。

ベルリンでは、Berlin 1に2,500平方メートル(26,900平方フィート)、5メガワットの新棟が今年後半に開設されます。Berlin 2では、2022年第1四半期のオープンを目指し、合計1万平方メートル(107,000平方フィート)、24メガワットの新棟2棟の建設が進められています。

更に、ボンではライン・ルール・キャンパスに、4.8メガワット、2,620平方メートル(28,200平方フィート)のスペースを提供するBTS型施設(Build-to-SUIT: ビルド・ツー・スーツデータセンター)の建設に合意しました。

尚、NTTは昨年、ミュンヘンのMunich 2キャンパスの第2棟を完成させ、オープンしています。

Data Center Dynamics

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