Nvidia データセンター収益409%増、AIはウォール街の予想を上回る
GPU大手のNvidiaは、ウォール街の予想を上回る決算を発表し、今四半期の売上高は事前予想を上回るだろうと述べました。
全社売上高は前年同期比256%増の221億ドル。一方、データセンターに特化した売上高は409%増の184億ドルに急増しました。
アナリストらは、第4四半期のNvidiaのデータセンター部門の売上高は170.6億ドルになると予想していました。
同社のゲーム事業は56%増の28.7億ドルとなりました。
Nvidia の株価は、Alphabet、Amazon、そして中国の株式市場全体を上回る勢いで急上昇したため、この決算報告は、生成AIの状況を示すものだと多くの人が見ていました。
データセンターの売上高は四半期ごとに増加しており、第3四半期の売上高は145億1000万ドルと279%増加しました。その前の四半期は103億2,000万ドルで、171%増。第1四半期は42億8000万ドルで14%増でした。
最新の四半期では、データセンター売上の半分以上が大手クラウドプロバイダーからのものだったといいます。
しかし同社は、最新のハイエンドGPUは供給不足が続くと警告しました。
NvidiaのCFOであるColette Kressは、「Hopperアーキテクチャ製品の供給が改善しつつあることを嬉しく思う。Hopperに対する需要は依然として非常に強い。需要が供給をはるかに上回っているため、次世代製品の供給が制限されることが予想される」としました。
Nvidiaは今年後半、H100 GPUに続いてB100を発表する予定です。
「Nvidiaの創業者兼CEOであるジェンセン・フアンは、「加速するコンピューティングと生成AIは転換点を迎えている。企業、産業、国家を問わず、世界中で需要が急増している」と述べています。
今月初め、フアンはデータセンターの支出はわずか5年で1兆ドルから2兆ドルになると主張しました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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