FCバルセロナがHPEのGreenLake Edge to Cloudを採用

Arubaネットワーキングも導入予定

FCバルセロナとHewlett Packard Enterprise(HPE)は、同サッカークラブの新施設に、HPE GreenLakeとAruba Networksを導入する契約を締結しました。

この契約により、HPEは今後4シーズン(2028年6月30日まで)の間、Espai Barçaの新しいオフィシャルEdge to Cloudパートナーとなります。

HPE GreenLakeは、Spotify Camp NouのオンプレミスにHPEのデータセンターサーバーとストレージを配置し、クラウド機能を持たせるEdge to Cloudサービスです。

HPEは、Aruba Networksソリューションの導入とともに、クラブに安全なAI対応データセンターソリューションを提供します。HPEによると、FCバルセロナが受け取るデータセンターには最先端の分散サービススイッチが装備され、セキュリティが向上するとのことです。

このパートナーシップにより、FCバルセロナはファン各人にパーソナライズされたサービスと体験を提供できるようになることが期待されています。この契約は、将来のSpotify Camp Nouに関連するスポンサーシップ・プログラムの一環です。

FCバルセロナのマーケティング担当VPであるJuli Guluは、次のように述べました。「HPEとのパートナーシップは、Espai Barçaにデジタル接続された安全な環境を構築するための一歩となります。」

クラウド・テクノロジーにおける彼らの豊富な経験は、会員、ファン、サポーターにパーソナライズされた体験を提供できることを意味し、Spotify Camp Nouでの試合日や、将来のグラウンドで開催される様々なアクティビティにおいて、クラブとの交流を大幅に向上させます。」

さらに、HPEはSpotify Camp Nouで、スタジアムにいる10万人のファンのために高速ワイヤレスネットワークを配備し、将来的にはコア・アプリケーション用にプライベート5Gを組み込む予定です。

HPEのラテンアメリカ・南ヨーロッパ担当上級VP兼役員のAlfredo Yepez は、次のように述べました。 「テクノロジーは、スポーツの成長と世界的な拡大、そしてイノベーションの加速に不可欠です。HPEは、世界有数のサッカークラブの公式Edge to Cloudパートナーとして、来場者とファンの体験を向上させ、Espai Barçaと象徴的なSpotify Camp Nouに最先端のテクノロジーを提供できることを喜ばしく思っています。」

Espai Barçaは、FCバルセロナの施設を再開発・拡張するプロジェクトで、サッカークラブのスタジアムであるSpotify Camp Nouもそのひとつです。

HPEは、英国ロンドンにあるTottenham Hotspurのスタジアムでも同様の導入を行っています。このスタジアムでは、敷地内に2つのHPE GreenLakeデータセンターがあり、Arubaネットワーキングも使用しています。DCDは2023年にスタジアムを視察しました。

HPEは2022年にGreenLakeの提供を開始し、2023年にはEdge to CloudソリューションにHPCとAIを追加しました。今年の新規顧客には、エンジニアリング企業のDanfossや米国防情報システム局などが含まれます。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Caféが日本向けに抄訳したものです。

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