Amazonがミネソタ州ベッカーに350エーカーのデータセンター用区画を購入

取引額は7,360万ドル

Amazonがミネソタ州ベッカーにある348エーカーの土地をデータセンタープロジェクト用に購入しました。

Finance CommerceとSt. Paul Business Journalが最初に報じたところによると、この区画はAmazon Data Servicesにより、7360万ドル近くで買収されたとのことです。

ミネソタ州歳入局に提出された不動産申請書によると、この区画はデータセンターに使用される予定で、以前はXcel EnergyのShercoサイトの一部でした。

Xcel Energyの広報担当Kevin Crossは先週、次のように述べました。 「このようなコミュニティへの進出を検討している企業と協力することは、経済成長と雇用創出をもたらします。この地域の電力供給会社として、私たちは用地開発プロセスに関与し、操業開始後は用地に安定的に必要な電力を提供する予定です。」

Elk River Technologiesが売却したこの土地は、4月にXcel Energyが797万ドルで購入しました。つまり、Amazonの購入額は、大きく値上がりしています。

Xcel Energyは当時、Elk River Technologiesがこの土地で「ターンキー・データセンター開発」を検討しており、ベッカー市への投資額は推定10億ドルに上ると述べていました。このプロジェクトでは、1,200人の建設雇用が創出され、その後、完成時には100人の常用雇用が創出されることが見込まれていました。

Xcel EnergyとElk River Technologiesは、2022年の早い時期から開発の可能性について話し合っていましたが、エンドユーザーの名前は挙がっていませんでした。当時、GoogleやMetaなどのデータセンターがあるテクノロジーパークを建設したことのあるDiode Venturesも、この土地に関与していると報じられていました。

このエネルギー会社は以前、ベッカーでデータセンターを開発するためにGoogleと交渉していていましたが、その計画は2022年に頓挫したようです。

マイクロソフトも今年2月、ベッカーにある300エーカー近い土地をXcel Energyから購入しています。

ミネアポリスに本社を置くXcel Energyは、2030年までにShercoにある3基の大型石炭火力発電機を閉鎖する予定です。1976年に最初に建設されたこの石炭火力発電所は、最大2,238MWの容量を持ち、州最大の発電所です。当初はNorthern States Power Company(NSP)が建設し、現在はXcel Energyの子会社となっています。同社が既存の発電所に代わる太陽光発電所を計画していることも報じられています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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