DC AllianceとPacific Blockchainが、パラオ初のデータセンター構築検討で提携

DC Allianceは、パラオ共和国に拠点を置くPacific Blockchain Corporationと、パラオ共和国におけるTier IIIレベルのデータセンター開発の商業的実現性を検討するための覚書を締結しました。

パラオは2017年に最初の海底ケーブルが接続され、2本目の海底ケーブルが計画されているECHOケーブルネットワークからの専用支線として進行中で、アジアとアメリカを結ぶゲートウェイとして注目されています。

最初のTier格付け施設

本施設はパラオ共和国初で唯一のデータセンターであると同時に、同国初のTier格付けされる施設となります。1MWのUptime認定Tier IIIデータセンターは、当初200ラックまで収容可能で、将来的には5MW、最大1,000ラックまで容量を拡大できる可能性を持っています。両社は当初から環境に配慮したデータセンターを開発するために、持続可能で再生可能なソリューションの採用を検討します。

業界関係者によるとパラオの帯域幅利用は、海底ケーブルに初めて接続して以来、約7倍に増加しており、この目覚しい成長は、最近発表されたデジタル・レジデンシー・プログラムやフィンテック産業の発展という野心的な計画でも継続するとみられています。

DC Allianceは、常にエッジでの事業展開の可能性を認識しています。前回のDXN Limitedとの案件では、オーストラリア全土に足跡を残すことができました。そして今パラオは、オーストラリアから巨大な可能性を秘めたフロンティア市場へ踏み出す最初のステップとなります。 Pacific Blockchain Corporation が、パラオに初のUptime認定データセンターを建設するという目標を達成するために、DC Allianceにデータセンターの設計、構築、運用に関する専門知識を提供する特権を委ねたことを嬉しく思います。

DC Alliance エグゼクティブチェアマン ロイ・ウォン

Pacific Blockchain の副社長シャローム・ゲレシェル・エトピソンは、次のように述べています。「戦略的にパラオの位置は、太平洋全域で増え続けるデータトラフィックのデジタルクロスロードとして完璧に位置づけられています。私たちの最先端のインターネット接続は、今後さらに強化されていくことでしょう。これらの資産を背景に、パラオ政府はブロックチェーンやデジタルレジデンシーなどの新技術を取り入れ、デジタルファイナンス技術計画を進めています。データセンターの建設は、パラオにとって次の現実的なステップであり、今より良いタイミングはありません。」



W.Media (VENKATESH GANESH)より抄訳・転載



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