Black Box、インドにデータセンターを設立

米国を拠点とし、Essarグループのテクノロジー部門に属するITソリューション企業Black Boxは、インドのデータセンター業界への進出を計画しています。プレスリリースによると、同社はデータセンターサービスなど重要な分野での存在感を高める準備を進めているということです。

米国がBlack Boxの最大市場であることに変わりはないものの、同社はインドで野心的な拡大計画を持っています。実際、先月にはベンガルールに50,000平方フィートの新しいセンターオブエクセレンスを開設したばかりです。

Black Box Corporationの社長兼最高経営責任者(CEO)であるSanjeev Verma氏は、次のように述べています。「当社は卓越したデジタルインフラストラクチャソリューションを提供することに全力を注いでおり、この(バンガロールの)戦略的センターからグローバルクライアントにサービスを提供できることを楽しみにしています。」

同社のWEBサイトによると、その他のITソリューションや技術提供とは別に、Black Boxは幅広い地域でハイパースケールデータセンターサービスを提供しています。また、熟練したデータセンター要員の採用、訓練、維持を支援しています。

Avendus Capitalは、インドのデータセンター産業が50億米ドル相当の投資を背景に、2025年までに年平均成長率(CAGR)40%で1700MWに成長すると予測しています。Avendus Capitalのインフラ不動産投資銀行部門バイスプレジデントで、本レポートの主執筆者であるVaibhav Garg氏は、「データセンター市場は、ハイパースケーラーや企業顧客の大半が十分にサービスを受けておらず、非常に過疎化しています。データセンター業界のリターンプロファイルは、商業、産業、その他の不動産スペースへと徐々にシフトしていくと予想されます。ハイパースケールのデベロッパーはすでに30%以上のIRRを生み出しているため、圧縮の余地があります。このセクターは、グロースキャピタル、バイアウト、プライベートエクイティ、不動産、インフラ投資家など、バリューチェーン全体にわたる複数のカテゴリーの投資家の注目を集めると予想さ れます」と述べています。

Black Box は、この儲かるパイのに群がるインドと海外の多数のプレーヤーに最も最近加わった企業ということになります。

W.Media (Deborah Grey 記者)より抄訳・転載

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