Pure DC、インドネシア・ジャカルタにデータセンター開設

当初の予定より1年遅れで20MWの設備が稼働開始

Pure Data Centresは、インドネシアのジャカルタにある施設の運用を開始しました。

「先週、インドネシアで初のハイパースケールデータセンターを正式に立ち上げました!20MWのIT負荷能力を持ち、この地域のデジタル化とクラウドコンピューティングをサポートする準備が整いました」と、Pureのインドネシア担当のカントリーマネージャー/ディレクターであるChandra Irawanは述べています。

PureのCEOであるDame Dawn Childsは、「今回、ジャカルタのChandra Irawanとチームを訪問し、正式に当社のハイパースケールデータセンターを開設することができて大変嬉しく思っています」と述べています。

2021年4月、PureとAPAC物流不動産会社のLogosは、インドネシアの首都にデータセンターを建設する計画を公表しました。当初は面積20,000平方メートル(215,000平方フィート)、20MWのプロジェクトが、2022年第1四半期に顧客運用を開始する予定でした。

両社は後に、APAC全域のデータセンターで提携する計画を公表しましたが、当時は詳しい内容は明かされていませんでした。

Logos は、オーストラリア、中国、シンガポール、インドネシア、マレーシア、ベトナム、インド、ニュージーランドの各地で、ロジスティック不動産の所有、開発、リースを手掛けています。

Pure は 2015 年に設立され、Oaktree Capital Management が運営するファンドの支援を受けています。 現在、ロンドンに拠点を置く同社は、欧州、北米、アジア、中東、アフリカの各市場で250MW以上のIT容量を運用中または開発しています。

Pureのウェブサイトによると、APAC 全体で、ベトナムのホーチミン市とハノイ市、香港、台湾の台北市、韓国のソウル市、日本の大阪と東京に施設を計画しているとのことです。

Logosの大株主であるARA Asset Managementは、2021年にESRに買収されています。ESRは不動産のフットプリントを利用してAPACデータセンターのプラットフォームを設立することも計画しており、その際にはStack Infrastructureとパートナーシップを締結しています。

ESRとLogosは、データセンター事業への進出や 既存の事業拡大を目指す多くの物流・保管産業用不動産会社の一社であります。Segro、GLP、 Prologis、 P3 などは、米国、欧州、アジア太平洋地域での施設開発を視野に入れています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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