
NTTが164億ドルでNTTデータを非公開化へ
AI需要を取り込む
NTTは、ITサービスとデータセンターの子会社であるNTTデータを、2兆3700億円で非公開化する予定です。
同社は5月8日、東京に上場しているNTTデータの発行済み株式資本をすべて買い取る意向であることを発表し、1株あたり4,000円を支払う予定であることを明らかにしました。この価格は、5月7日の終値評価額に対して34%のプレミアムを表しています。
NTTデータは、世界20か国で150以上のデータセンターを運営しています。NTTは、意思決定を迅速化し、急速に拡大するAIインフラへの需要に対応するため、同社を社内に戻したいと考えていると思われます。
現在、NTTはNTTデータの株式の57.7%を保有しており、Nikkei Asiaが最初に報じたNTTデータ非公開化計画のニュースは、NTTデータ株への関心を一気に高めました。
NTTデータの起源は、日本電信電話公社がデータ部門を設立した1967年まで遡ることができます。
同社は1985年に民営化されNTTとなり、1988年にデータ事業を分社化してNTTデータとなりました。NTTデータは現在、日本最大のITSPであると主張しています。
最近発表されたデータセンタープロジェクトとしては、マレーシアのジョホール州に290MWの施設、インドのハイデラバードに400MWのAIデータセンターがあります。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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