
MetaがGoogleと100億ドル超のクラウド契約を締結
AIインフラ強化へ6年間の大型提携
Metaは、Googleと100億ドル以上のクラウド契約を締結しました。
The Informationが最初に報じたところによると、この契約によりMetaはGoogleのクラウドコンピューティングサービスを利用することになり、契約期間は6年間に及ぶとのことです。
情報筋によれば、この契約は主にAIインフラ向けであるとされています。Googleはコメントの要請に応じていません。
両社は長年にわたりオンライン広告分野で競合してきましたが、Googleは最近、競合関係にある企業ともクラウド契約を結んでいます。たとえば、2025年6月にはOpenAIと契約を結び、GoogleのTPUなどの計算資源を提供しています(一部はCoreWeave経由で提供)。
この契約は、Metaのマーク・ザッカーバーグCEOが「スーパーインテリジェンス構築」のために「数千億ドル規模の計算資源に投資する」と発言してわずか1か月後に発表されました。
Metaは2025年の設備投資(CapEx)を660億~720億ドルと見込んでおり、2026年にはさらに大幅な増加を予定しています。
同社は「Prometheus」「Hyperion」と名付けられたマルチギガワット規模のAIクラスターを構築中で、仮設データセンターをテントで運用するなど、迅速な計算資源の確保に取り組んでいます。
データセンター建設資金は、PimcoやBlue Owlから調達したと報じられています。
Google Cloudは最新四半期で136億ドルの売上を記録し、前年同期比で32%増加しました。同部門の受注残は、第2四半期に前四半期比で18%、前年同期比で38%増加し、四半期末には1,060億ドルに達しました。
Metaも同四半期で475億ドルの売上を記録し、22%の成長を達成しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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