Alibabaが5,000名を新規雇用、クラウド事業を拡大へ

大幅な拡張計画の中で

Alibaba Cloudは、今期末までに世界中で5,000名の新規採用を目指しています。

新たな職種は、ネットワーク、データベース、サーバ、チップ、 AI 分野にフォーカスされます。

拡大するアリババ

Alibaba Cloud Intelligenceの社長Jeff Zhang氏は次のように述べています。「以前は3〜5年程度かかると予測されていた中国のビジネスにおけるデジタルトランスフォーメーションの道のりは、今では1年以内に完了しそうな勢いだ。」

「あらゆる業界のグローバル顧客からの需要の急増に照らし、ワールドクラスのクラウドサービスを提供していくという我々の取り組みを継続していく。」

「全速前進するため、信頼性の高いクラウドテクノロジーやサービスを構築するだけでなく、最先端のクラウドやデータインテリジェンステクノロジーの開発を開拓している世界中のIT人材にも投資をしていく。」

– shutterstock

この雇用の急増は、今後3年間でクラウドインフラストラクチャに2億元(282億ドル)を投資する、というアリババの計画に従っています。

急成長している事業部門の1つであるアリババのクラウド部門は、第4四半期の収益が107億元(15億ドル)に達し、62%の増加を見せています。

同社は世界全体で21リージョン、63のアベイラビリティーゾーンを運営していますが、アジア地域以外の市場での浸透は限定的です。同社はまた、自社独自のAI推論チップRISC-Vハードウェアに多額の投資を行っています。


Covid-19への免疫

Synergy Research Groupの新たな調査結果によると、クラウドへの支出は昨年から37%増加しており、進行中のパンデミックによる影響は受けていないようです。

Synergy Research GroupのチーフアナリストであるJohn Dinsdale氏は次のように述べています。「Covid-19は世界中のコミュニティや経済に壊滅的な影響を与えている一方、クラウドインフラサービス市場に対してはいささか好影響を与えていることを示している。」

「新型コロナパンデミックがクラウド事業者にいくらかの問題を引き起こしているのは確かだが、この不確かな時代の中で、パブリッククラウドは、通常運用の維持に苦労している企業らに柔軟性と安全な避難先を提供している。クラウド事業者の収益は、驚くほどのスピードで成長し続けており、AWSとAzureの2社の合計だけで見ても、年間収益のランレートは600億ドルをはるかに超えている。」


Data Center Dynamics

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