AWSがタイでクラウドリージョンを開始
タイに50億ドル以上を投資する同社のコミットメントの一環
Amazon Web Services(AWS)は、タイで初のクラウドリージョンを立ち上げました。
AWSアジアパシフィック(タイ)リージョンは1月7日に稼動し、3つのアベイラビリティゾーンで構成されます。
タイでは初となるこのクラウドリージョンは、香港、ハイデラバード、ジャカルタ、マレーシア、メルボルン、ムンバイ、大阪、ソウル、シンガポール、シドニー、東京、そして中国の北京と寧夏と合わせて14番目のアジア太平洋地域となります。
タイのクラウドリージョンの計画は、15年間でタイのデータセンターに50億ドル以上を投資するというAWSのコミットメントの一環として、2022年に初めて浮上しました。
AWSは2013年に初めてタイにオフィスを構え、その後数年間で、Amazon CloudFront EdgeロケーションとAWS Outpostsを設立し、2022年にはバンコクにAWS Local Zoneを、2023年にはバンコクにAWS Direct Connectロケーションを設立しました。クラウドリージョンの立ち上げに伴い、2つ目のDirect Connectロケーションも追加されています。
AWSは現在、世界35地域に111のアベイラビリティゾーンを展開しており、さらに15のAvailability Zoneと、ドイツ、台湾、メキシコ、サウジアラビア王国、ニュージーランドの5つのAWSリージョンを計画しています。
Googleは2022年8月にタイのクラウドリージョンの計画を発表し、2024年9月には同国のクラウドとデータインフラに10億ドルを投じる予定だとしていました。タイでは、マイクロソフトもデータセンターリージョンの構築を計画しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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