AWSがハイデラバードに拠点を拡大
テランガーナ州首相のRevanth Reddyが最近発表した声明によると、Amazon Web Services(AWS)は、インド南部の州都ハイデラバードでの存在感を高めているようです。
テランガーナ州首相府(CMO)はX(旧Twitter)に、世界的な大手テクノロジー企業であるAWSが「ハイデラバードのデータセンター施設と、労働力を大幅に拡大する予定」であり、これは「Amazonの上級幹部との生産的な話し合い」の結果であると投稿しました。協議は、テランガーナ州のIT大臣Sridhar Babu Duddillaが主導しました。
AWSのKerry Person副社長はLinkedInへの投稿で、テランガーナ州代表団との会談を振り返り、次のように述べました。「テランガーナ州におけるAWSインフラへの将来的な投資の下地を作りました。ハイデラバードリージョンは、インドにおける当社の戦略の重要な要素であり、ハイデラバードでさらに拡大し、インド全域で顧客のデジタルと、AIの変革をサポートする機会に興奮しています。」
2022年にハイデラバードにAWSリージョンを立ち上げた際、2030年までに同リージョンに44億米ドル(約36,300インドルピー)を投資する計画を発表しました。これにより、年間平均48,000人以上のフルタイム雇用(2022年~2030年)をサポートし、2030年までにインドの国内総生産に76億米ドル(約63,600インドルピー)貢献すると推定しています。
現在、同社はハイデラバードにインフラリージョンを持ち、3つのデータセンターが稼動しています。CMOの投稿によると、人工知能(AI)や、機械学習(ML)対応サービスなど、このようなプロジェクトがさらに進行中です。
Mordor Intelligenceによると、「ハイデラバードデータセンター市場の設置ベース規模は、2024年の54.53MWから2030年には430.99MWまで、予測期間中(2024年〜2030年)の年平均成長率(CAGR)は、20.12%で拡大すると予想されるています。」市場成長の背景には、クラウド導入の増加、AI/MLブーム、多くの民間企業や、公共事業のデジタルトランスフォーメーションがあるとのことです。
AWS以外にも、ハイデラバードはマイクロソフト、Google、IBMなどの国際的なテクノロジー大手数社から、データセンターへの投資を集めています。現在、ハイデラバードには、CapitaLand、CtrlS Datacenters、Pi Datacenters、ST Telemedia Global Data Centers、Web WerksとIron Mountain Datacentersの合弁会社など、国内外から20以上のデータセンターが進出しています。
W.Media (Deborah Grey 記者)より抄訳・転載
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