グーグル、メキシコ初のクラウドリージョンを計画
グーグルがメキシコで新たなクラウドリージョンのローンチを計画しています。
ローンチまでのスケジュールなど詳細は共有されていません。発表の中で同社は新リージョンの所在地情報を含めておらず、本稿執筆時点でもリージョンの所在地マップは更新されていません。
この新しいクラウドリージョンがローンチされれば、チリのサンチアゴ、ブラジルのサンパウロに続き、同社としてラテンアメリカで3番目のリージョンとなります。
グーグルは、この新しいリージョンが、低遅延、高セキュリティ、データレジデンシー、および特定のデータストレージ要件を含むコンプライアンス標準をローカル顧客に提供することになると述べています。
「グーグルは、このクラウド リージョンがお客様独自の進化するニーズに適合するよう、地元や地域のお客様と協力していく」
「メキシコの新たなクラウドリージョンの発表に、私たちはとても興奮している。これはGoogle Cloudの顧客に対するコミットメントを示すものである」メキシコのリテール企業 El Puerto de Liverpool の Digital Executive Director である Antonio Guichard Gonzalez 氏は、このように述べています。「リバプールでは、Google Cloud と協力し、当社の最大の課題に対するソリューションを見つけ、デジタル機能を加速していく」
米国の大手ハイパースケーラーはすべて、メキシコに注目しています。オラクルは最近、メキシコのクラウドリージョンをケレタロでローンチしました。AWSはすでにケレタロにCloudFront Edgeを2カ所設置しており、フルクラウドのリージョンを計画していると報じられています。マイクロソフトも現在、この地域にAzureリージョンを展開しています。
Huaweiはメキシコシティ近郊に施設を1つ保有しており、昨年Tultitlanに2つ目の施設の計画を発表しましたが、詳細は明らかにされていません。
2022年、グーグルはイタリアのミラノ、スペインのマドリード、オハイオ州コロンバス、テキサス州ダラスでGCPリージョンをローンチしました。また、オハイオ州コロンバスとネブラスカ州オマハでデータセンターの建設に着手しています。また、フィンランドのハミナ、オランダのフローニンゲン、カンザスシティのノースランドで用地を取得しました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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