Google がサウジアラビアのクラウドリージョンを開始

今週は Aramco に関する言及なし

Googleは今週、サウジアラビアのクラウドリージョンを立ち上げます。

「サウジアラビアでの新しいクラウドリージョンの立ち上げという、Google Cloudの旅におけるエキサイティングなマイルストーンを共有できることを嬉しく思います。これは、サウジアラビアの企業や組織がデジタルの時代を受け入れ、業務を変革できるようにするという我々のコミットメントにおいて、重要な一歩を踏み出したことを意味します」とGoogle CloudのEMEA South VPのAnthony Cirot氏は今週LinkedInに投稿しました。

Cirot氏は、11月15日に予定されているローンチイベントに投稿内でリンクしています。

「新しいクラウドリージョンがサウジアラビアに到来し、お客様のビジネスの前進、よりスマートなデータ主導の意思決定、顧客により良いサービスを提供するための拡張を支援します。より高速でセキュアなクラウドインフラが利用可能になることで、イノベーションと迅速な開発があらゆる企業の手の届く範囲になるでしょう」と、招待状には記されています。

Googleは2018年初頭から、サウジアラビアの石油会社Aramcoとデータセンターのジョイントベンチャーについて協議してきました。サウジにおけるGCPリージョンの計画は、2020年後半に正式に発表されました。

詳細は不明ですが、このリージョンはダンマームを拠点とし、世界最大の産油国である国営石油会社と提携して運営される予定となっています。発表イベントの紹介サイトにはAramcoのロゴは含まれていません。

Googleはこの提携について非難を浴びており、石油会社を支援することでテクノロジー企業の二酸化炭素削減目標に反するとして非難されています。サウジアラビアが自国民を違法に監視し、反体制派を拷問したことはよく知られています。

オラクルは2020年にジッダにクラウドリージョンを開設しています。同社はリヤドと新しいネオムシティにさらに2つのリージョンを計画しています。Huawei は昨年初め、サウジアラビアにクラウドリージョンを開設する計画を発表しました。マイクロソフトもサウジアラビアにAzureのクラウド リージョンを計画しています。

Googleは4月、カタールのドーハにクラウドリージョンを開設しました。また、クウェートでも計画しています。Googleは2021年4月に正式に計画を発表した後、2022年10月にテルアビブでGCPクラウドリージョンを立ち上げました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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