Eaton が新しいモジュラー・データセンターの提供を開始
ユニットを数日で配備可能
米国の電力管理会社 Eaton は新しいモジュラー・データセンター・ソリューションの発売を発表しました。
Eaton のSmartRackモジュラー・データセンターは、ラック、冷却、サービス・エンクロージャーを組み合わせ、最大150kWの機器負荷に耐えます。
このソリューションは、エッジ・コンピューティング、機械学習、AIに対する需要の高まりに応えようとしている組織向けに設計されています。
同社のモジュール式データセンターは、企業、コロケーション、製造施設、倉庫などの施設に数日で設置できるといいます。
Eatonのプロダクト・マネージャーであるJose L. Medinaは、次のように述べました。「AIとエッジ・コンピューティングの急速な成長により、開発サイクルの短縮、低コスト、最適化されたキャパシティを持つ小型データセンターへの需要が高まる中、競争が始まっています。」
Medina は、同社のソリューションにより、データセンターの容易かつ迅速な展開が可能になると付け加えました。
モジュール式データセンターは13の標準構成があり、列内冷却ユニットがあらかじめ取り付けられた状態で出荷されます。カスタム構成も可能です。Eatonの冷却システム、PDU、単相および三相UPS、およびリモート・マネージメントとモニタリングのためのBrightlayeソフトウェア・スイートのラインと互換性があると同社は言いました。
プレハブデータセンターモジュールの他のプロバイダーはScheider, Vertiv, Huawei, DXN, EfficiencyIT, Secure I.T. Environments, Mavin, Sonic Edge, Modul’Data Center, Compass, LiquidStackなどです。
Eaton は1911年に自動車部品メーカーとして設立され、以来、様々な形態の電力管理に進出しています。2022年には208億ドルの売上を計上し、昨年は乾式変圧器メーカーである中国の配電会社Jiangsu Ryan Electricalの株式49%を取得しました。
Eatonは昨年8月に定格出力6kVAのリチウムイオンUPSの発売を発表し、2023年12月には小型UPSを発売しました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。