カリフォルニア州の米海軍基地に425MWの太陽光発電所とデータセンターを計画

リース契約最終調整中

カリフォルニア州フレズノ郊外にある米海軍航空基地の一部が、425MWのデータセンターと太陽光発電所の複合施設になる可能性があります。

カリフォルニア州キングス郡とフレズノ郡の境に位置する、リムーア海軍空軍基地周辺の920エーカーの土地を、 海軍が再生可能エネルギー企業Amerescoにリースする契約を進めていると報じられています。

Amerescoはその後、425MWの太陽光発電所を建設し、敷地内の60万平方フィート(約5万6000平方メートル)のデータセンターに電力を供給する予定です。

この契約を最初に報じたHanford Sentinal紙によると、この太陽光発電所は、基地の回復力を向上させるためにバックアップ電源も提供し、地域の他の顧客にも電力を供給するとのことです。

データセンターの技術的な仕様は明らかにされていませんが、報告書によると、来年にはオープンし、20-25MWの5つのフェーズに分けて建設される可能性があり、ITの総容量は100MW以上になるようです。主に太陽光発電を使用し、供給が少ない期間にエネルギーを捕捉して貯蔵するための、バッテリーエネルギー貯蔵システムが設置されます。

プロジェクト全体では、400人の建設雇用が創出される見込みです。リース契約はまだ確定していない、と報告書は付け加えました。

Amerescoは、米国、カナダ、ヨーロッパで太陽光発電プロジェクトを運営しており、カリフォルニア州の既存施設もそのひとつです。

リムーア海軍航空基地は、1961年に開設された米海軍最大のジェット基地です。Strike Fighter Wing Pacificの飛行隊が配備されています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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