Africa Data Centres、ケニアでナイロビ拡張工事に着工
15MWを追加、最初の5MWは2024年に稼動予定
汎アフリカのデータセンター事業者Africa Data Centres(ADC)は、ケニアのナイロビでデータセンター施設の増設に着工しました。
2022年末に初めて発表されたCassava Technologiesの子会社は今週、拡張プロジェクトが始まったと発表しました。この新設により、隣接する土地の既存施設は、15MWのIT負荷を追加して拡張されることになります。
新施設の最初の5MWフェーズは2024年前半に完成し、現在の設置容量の5倍の容量がもたらされる予定です。
Cassava Technologiesのグループ社長兼CEOであるHardy Pemhiwaは、「ケニアにおけるデータセンターへの投資拡大を決定したのは、アフリカにおけるデジタル技術導入のリーダーとしてケニアが現在占めている地位を認識したためです」と述べています。
また、Africa Data CentresのCEOであるTesh Durvasulaは、「この拡張により、Africa Data Centreのお客様は、要件に応じて成長・拡張することができます。小規模から始めて、中程度の容量まで増やすことができ、さらに数年後にはハイパースケールタイプの展開も可能です。」
ナイロビのEast Africa Data Centre(EADC)は、2013年にLiquid Telecom(後にLiquid Intelligent Technologiesと改称、その後Cassavaに吸収)が開設した当時、東アフリカ最大のデータセンターと称されました。この施設では、500平方メートル(5,382平方フィート)のホワイトスペースと、4階建てで1フロア160台のラックを収容できるスペースが提供されていましたが、2018年にさらに500平方メートルのホワイトスペースを追加するために拡張されました。Liquidは2018年にADCを立ち上げました。
昨年、ADCはナイロビでさらに2つのデータセンターの計画を発表し、最大20MWのIT負荷の第2データセンターの開発を開始し、第3施設のための土地を確保していると述べました。
ADCは、ケニアのナイロビ、ナイジェリアのラゴス、ガーナのアクラ、トーゴのロメ、ヨハネスブルグのサムランドとミッドランド地区、南アフリカのケープタウンのディープリバー地区にデータセンターを保有、または開発中です。先週、同社はルワンダのキガリに初のデータセンターを建設する計画を発表しました。
起工式には、駐ケニア英国高等弁務官のJane Marriottと、駐ケニア米国大使(HPの元CEO)のMeg Whitmanが出席しました。 Whitman によると、米国政府はナイロビの施設に3000万ドルを投資するとのことです。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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