DRFortress、ハワイ・ホノルルDC拡張を完了
ハワイに拠点を置くデータセンター企業DRFortressは、同社のホノルルDCの拡張工事を完了しました。
同社は今週、同施設の4回目の拡張工事が完了したことを発表しました。これにより、220ラックと500kWの電力供給能力が追加され、6月1日から利用可能となりました。また、2024年初頭には拡張エリアにさらなる500kWの拡張工事が予定されています。
DRFortressの創業者であり社長のFred Rodi氏は次のように述べています。「今回の拡張工事、および当社の施設全体が、お客様のカスタムニーズに応え、重要なITシステムおよびアプリケーションの運用において信頼性、拡張性、安全性を確保することに全力を尽くしている。この拡張に伴い、最初のアンカーテナントとして、ハワイで新しいエッジノードを立ち上げる大手パブリッククラウドプロバイダーと、今年後半にハワイでプレゼンスを確立する新規の国際通信事業者を発表できることも、とても嬉しく思っている」
この拡張工事では、38人収容のトレーニング・イベントスペースを備えた顧客用会議室3室、多目的顧客用キオスク端末2台、大型機器の搬入に対応する第2搬入・搬出エリア、顧客専用のカフェ休憩エリアも新たに設置されました。
同社は、2006年にエクイニクスの元社員であるJeff Brown、Fred Rodi、Rosa White、Vinh Doの4人によって設立されました。DRFortressは、複数の投資家の支援を受けて、約1,100万ドルを集め、テナントやハワイの インターネット・エクスチェンジとともに、エクイニクスから3375 Koapaka Streetにある現データセンターを買い取るために投資を行いました。
買収後まもなく、2007年にホノルルデータセンターは拡張工事を行い、容量を約15%増加させました。さらに、2020年6月に発表された拡張工事は2021年3月に完了し、55,000平方フィート(5,110平方メートル)に125ラックを追加し、合計600ラックとなりました。なお、この最新の拡張は、2022年10月に発表されたものです。
GI Partnersは、2020年1月にDRFortressの過半数株式を非公開価格で取得しました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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