Facebookが米オハイオ州にデータセンターを開設
米国オハイオ州ニューアルバニーのFacebookデータセンターは、最初の建設フェーズを完了し、稼働を開始しました。
リッキング郡西部、ビーチロードの東側、ルート161の南側の345エーカーの土地にあるそのデータセンターは、2022年にオープンする予定でした。建設はまだ進められており、Facebookは最終的にキャンパス内に5棟の施設の構築を予定しています。
Facebookサイト上の声明によると、データセンターキャンパスはすでに同社のグローバルインフラの一部としてトラフィック処理を開始しているようです。また、同社は敷地内にさらに2棟の施設の建設を進めており、2.5m平方フィート(230,000 m2)規模のキャンパスになると発表しています。キャンパスには約10億ドルの投資が行われ、150名の雇用を創出するとされています。
このサイトのお披露の為、Facebook は木曜日(2月6日)に地元メディア(ABC 6)と地元の役人の招待ツアーを開催しました。
ああ…とても素敵で緑豊か
ABC6によれば、Facebookは地元の学校に190,000ドル、地元の公園建設プロジェクトに250,000ドルの助成金を提供すると発表したと言います。
オハイオ州知事のMike DeWine氏は、次のように述べています。「私は今後を楽しみにしており、建設や雇用が増えることを期待している。」
ニューアルバニー市長のSloan Spaulding氏は、次のようにコメントしました。「ほんの2年前にこのサイトの発表を行ったのに、今日、グランドオープンを迎える事ができた。これは非常に早いスピードです。」
FacebookのデータセンターオペレーションディレクターのMike Reffle氏は次のように述べています。「当社のデータセンターは、電気エネルギーの観点では平均的なデータセンターより40%効率的で、水使用の観点では80%以上効率的だ。」
「1人のFacebookユーザを1年間サポートするのにどれくらいのエネルギーが必要か?それは一杯のコーヒーを作るのに必要なエネルギーとほぼ同じ量です。」
Sorry to burst the bubble(思い込みを覆してすみません)
寛大な助成金と友好的なツアーはさておき、Facebookは多くの税額控除の利益を得ています。
DCDは2017年8月にこのニュースについて報告しました。当時、オハイオ州税務当局は、“Sidecat”と言う名称でしか知られていなかった900,000平方フィート(83,613平方メートル)規模のプロジェクトに対し。州税優遇措置として約3,710万ドルを承認しました。その際、Facebookはその身元を隠してしました。
Facebookは、可能な限りデータセンタープロジェクトの背後の存在を隠そうとする歴史があります。同社がユタ州かニューメキシコ州いずれかを次のデータセンター候補地として検討していた際には、Greater Kudu LLC という会社を通じて動いていました。
Greater Kuduはそのプロジェクトのためだけに存在し、その真の正体が明らかにされるずっと前から税控除をめぐる極秘のロビー活動に関与していました。
Data Center Dynamics
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