Amazonが豪シドニーの40MWデータセンター計画を撤回
他のデータセンター開発を推進
Amazonは、オーストラリアのシドニーに、40MWのデータセンターを建設する計画を棚上げしたようです。
シドニーの、52 Turner Roadに計画されていたデータセンターの建設申請は、エンジニアリング会社のArupによって取り下げられました。
このデータセンターの詳細とAmazonとの関係は、2月に初めて報道されました。
計画文書によると、プロジェクトには約5,000万豪ドル(3,238万米ドル)の費用がかかり、非常用バックアップ発電機、冷却プラント、ディーゼルおよびリチウムイオンバッテリー貯蔵庫、変電所および関連インフラが含まれる予定だったとのことです。
新しいデータセンターは、2012年に開始されたAWS Asia Pacific(シドニー)クラウドリージョンの一部となる予定でした。同社は2022年から、Turner Roadの土地を所有しており、すでに近くにデータセンターを構えています。
DCDは、計画申請が取り下げられた理由の詳細について、同社に問い合わせました。
Amazonは、2023年6月に初めて発表したウェストシドニーでのデータセンターキャンパスの建設を進めているようです。
「Project Echidna」と名付けられたこのプロジェクトは、3億豪ドル(2億米ドル)を投じて2階建ての施設が開発され、9,225平方メートル(99,300平方フィート)に35.2MWの容量を提供します。
この開発計画は、現在も計画中であり、決定待ちです。
オーストラリアでは他にも、メルボルン中心部から西に約40kmのCobblebankにある54-80 Ferris Roadの13.2ヘクタールの敷地に、5,000万ドルのデータセンターを計画しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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