
NTTがアリゾナ州メサの173エーカーのデータセンター予定地を3億ドルで取得
Pacific Proving Technology Parkを買収
NTTがアリゾナ州フェニックスのメサ地区で、データセンター開発用地を追加取得しました。
BizJournalやConnectCREなどの地元メディアによると、NTTデータはデータセンターキャンパス用地として、メサの東、Pecos通りとCrismon通りの北東角にある173エーカーの土地に3億ドルを支払ったとのことです。
NTTは、174エーカーの用地取得についてDCDに対して明らかにしました。同社の広報担当者によると、計画は7棟で、最初の1棟は2028年11月に利用可能となるようです。
Levine InvestmentsとAndrew Cohnは、Mesa BA LandとPacific Proving LLCを通じて土地を所有しており、このグループは2004年に1,805エーカーの土地を4,500万ドルで購入しました。Levineは、2024年9月にPacific Provingを通じ、Pacific Proving Technology Campusの建設許可を取得しています。
交渉は、Nathan & Associates Inc.とJLLが行いました。
会議で共有されたプレゼンテーションによると、2023年11月に初めて提案されたPacific Proving Technology Parkは、Pecos通りとCrismon通りの北東角に位置する約170エーカーの敷地に建設され、10万平方フィートの倉庫と2階建てのオフィスビルとともに、総床面積約170万平方フィート(15万7,935平方メートル)の7つのデータホールが開発される予定です。データセンターキャンパスは360MWの容量を提供する見込みです。
Pacific Provingキャンパスの初期には、250万平方メートルを超える11棟の建物がありました。
1953年にオープンしたメサの旧GM砂漠試験場は、砂漠気候の中でHVAC、推進力、その他の自動車システムをテストするためのGeneral Motorsの施設でした。GMは2009年にユマに移転しています。
その後、試験場の一部はレガシー工業団地となっています。買収した敷地とは別の43エーカーのデータセンタープロジェクトは、Merit Partners Legacy Business Parkとして知られ、昨年、議会当局によって承認されました。
これは、NTTにとってフェニックスで2番目の用地となります。NTTは、今回の買収地の数マイル北、エリオット通り10256番地に、102エーカー、240MWのキャンパスを運営しています。最初の施設であるPH1は、12万6,000平方フィート(1万1,705平方メートル)に36MWを供給しています。
フェニックスはデータセンターの主要拠点で、メサ地区にはポーランドのソフトウェア会社Comarchをはじめ、EdgeCore、Meta、Novva、Apple、CyrusOne、NTTがあります。Amazonはメサに2つのキャンパスを計画しており、地主のPacific Provingもこの地域に大規模なキャンパスの開発を計画しています。
フェニックスのその他の地域には、Stack、Stream、Prime、Aligned、Iron Mountain、Vantage、Compass、QTS、EdgeConneX、Expedient、H5などが進出するほか、マイクロソフトも同地域でクラウドリージョンを運営しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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