NTTが38MWムンバイ7データセンターを開設

インドにおける容量を3割拡大

NTTは本日、インドのムンバイで新たなハイパースケールデータセンターを発表し、インドにおける容量をほぼ3割拡大したと発表しました。

Mumbai 7 新データセンターは38MWの施設で、375,000平方フィート(34,800平方メートル)のコロケーションスペースを備え、5,000ラックを収容可能であると同社は述べています。四方からの多様な光ファイバ網に接続されているこの施設は、アンカーテナントとの契約を済ませ、既に稼働開始している、とNTTは述べています。

NTTは現在、Mumbai 7を含め、インド国内の4つの主要都市で10箇所のデータセンターを運営しており、合計で150万平方フィート(約14万平方メートル)を超えるスペース、150MW以上の電力容量を提供しています。

倍増計画

今年初めに報告したように、NTT Global Data Centersは、 米国、 APAC 、EMEA、インドの4つの地域において、エグゼクティブVPの松尾隆一氏の下、正式に立ち上げられました。

NTTは、451 Researchが予測する年間23%の急成長に対応するために、今後2〜3年でインドのデータセンター容量を倍増する計画であると述べています。このため、同社はインド国内でのデータセンター、ネットワーク、太陽光発電プロジェクトなどへの拡張に約20億ドルを投資します。

同じ発表の中で、NTTは、Tata Power社との提携により建設された最初の50MW太陽光発電所をマハーラーシュトラ州ショーラープルに開設したことも明らかにしました。太陽光発電所は、ムンバイのデータセンターが必要とする電力の83%を賄うことを目的としています。今後、太陽光発電所は拡張され、更に50MWの発電能力が追加されます。

「 我々はムンバイのデータセンターのフットプリントを拡大し、このパンデミックの最中に、弊社顧客の事業成果を上げつつ、大きな価値を引き出すことができるようになったことを非常に嬉しく思う」と、NTTインドのSharadSanghi CEOは述べています。

「当社のデータセンター施設は、インドのITインフラ需要の中心となる準備ができている。そして、ビジネスの重要なIT負荷のバランスを取るため、ホステッド・インフラストラクチャ、ネットワーク、セキュリティ、 マネージドサービス の組み合わせによるエンドツーエンドのICTソリューションと共に、適切なプラットフォームを提供していく」

Data Center Dynamics

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