エクイニクスが2024年第1四半期にxScale施設内にソウルIBXデータセンターを開設

ハイパースケール施設の一部をリテール賃貸する企業

エクイニクス(Equinix)は、韓国ソウルに建設予定のハイパースケールデータセンターでリテールコロケーションスペースを提供する予定です。

同社は今週、2024年第1四半期に開設予定の新しいリテールコロケーション施設、International Business Exchange (IBX)のSL4を発表しました。

この施設は、京畿道高陽市にあるxScaleハイパースケールデータセンターSL2x内に設置され、475キャビネットの容量を提供します。

SL4は、低遅延光ケーブルを通じて、ソウルに拠点を置くエクイニクスの韓国初のIBXデータセンターであるSL1に直接接続されます。また、Korea Internet Neutral Exchange(KINX)およびSejong TelecomのKorea Internet Exchange(KRIX)にも接続されます。

エクイニクスのCEOであるHye-deok Jang氏は、「エクイニクスは、相互接続されたデジタルエコシステムと堅牢なデジタルインフラで韓国のお客様をサポートし、今後もサポートしていきます。今回のSL4の開設によりデジタルプラットフォームを拡大し、企業はエコシステム内で先進的なAIインフラとテクノロジーを活用できるようになります」と述べています。

エクイニクスは2019年、ソウル初の施設であるSL1を発表・開設しました。この18,000平方フィート(1,680平方メートル)の施設は、第1フェーズで550キャビネットを収容できるキャパシティで開設さ れました。

同社は2022年初頭に、xScaleブランドでソウルに2つのハイパースケール施設(SL2xとSL3x)を建設する計画を発表しました。シンガポールの政府系ファンドGICとの提携により開発されるこの5億2500万ドルのジョイントベンチャーは、合計で約45MWとなる見込みです。

12MWのSeoul 2x-1は2024年第1四半期に発売される予定です。同社の2023年第3四半期決算プレゼンテーションによると、現在までに2MWがリースされています。

エクイニクスはまた、MD6のリテール拠点としてマドリード 3xの一部をリースしています。

同社は今月初め、2023年第3四半期の業績を発表し、売上高は前年同期比12%増の26億ドルとなりました。同四半期だけで、同社は4,200件以上の契約を締結しました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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