シンガポールの通信大手Singtelがジョホール州にデータセンター建設予定
Singtelでは、マレーシアのジョホール州にデータセンターキャンパスの建設を検討していると報じられています。
今週になってFacebookに掲載された投稿で、ジョホール州のMenteri Besar(政府首長)であるOnn Hafiz Ghaziは、Singtelが国賓訪問で同社と協議した結果、マレーシアのジョホール州に新しいキャンパスを開発することを検討していると述べました。
最新技術を使用したキャンパスデータセンターをジョホール州に建設したいという意欲を示すとともに、環境にも配慮した持続可能なデータセンターを建設する意向を表明しました。
詳細については明らかにされていないため、同社からの発表はありません。
Singtelはシンガポール、オーストラリア、香港に約10カ所のデータセンターポートフォリオを有しており、その中にはシンガポールにある57万平方フィートのDC West施設も含まれています。
2021年10月、Singtelは東南アジアに焦点を絞った新たなデータセンター会社を設立する計画であることを発表しました。まずは Gulf Energy とのタイでの合弁事業を始め、2022年初めにはAISもパートナーシップに加わる予定となっています。Singtelは、Telkom、Medco Powerと共同でインドネシアに51MWのデータセンターも開発しています。
シンガポールでは、Tuasのケーブル陸揚げ局に隣接する場所に新たに40MWの容量を追加すると以前発表しています。インドネシアおよびシンガポールのデータセンターは、2025年までに運用を開始する予定となっています。
Singtelの海底ケーブルへの投資には、SeaWeMe-3、-4、-5、-6、アジア・リンク・ケーブル・システム(ALC)、SAFEケーブルなどが含まれています。
最近になって継続中の再編の一環として、インフラストラクチャー資産を単一部門に切り分けました。
ジョホール州はシンガポールの北に位置し、企業がこの都市国家におけるキャパシティの課題や建物の課題を解決しようとしていることから、成長しているデータセンター市場となっています。
この地域では、Equinix、PDG、Bridge DC、AirTrunk、YTL、Keppel、GDS、Yondrといった企業が施設を開発しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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