STT GDCが、インドでのデータセンター拡大に32億ドルを投資
550MWのIT容量を追加予定
ST Telemedia Global Data Centres(STT GDC)は、データセンター事業を拡大するため、インドに26,000クローナ(32億ドル)を投資する予定です。
同事業者は、今後5~6年間で、現在提供している容量に550MWの容量を追加し、同社のIT容量を3倍近くに増すつもりです。
STT GDCによると、この投資は、データ消費、クラウドコンピューティング、AIアプリケーションが急増するインドのデジタル経済の成長に対する同社の自信を反映したものだとのことです。
STT GDCのBruno Lopez社長兼グループCEOは、次のように述べました。 「今年創立10周年を迎えるSTT GDCにとって、このような野心的な事業拡大に乗り出すことは、インドの将来に対する私たちの自信の表わします。我々は、Digital India(インド政府のキャンペーン)および、インドが世界のSTT GDCの市場の中でも戦略的かつ世界的に急成長している市場の1つであることに確信を持っています。」
モディ首相のDigital Indiaに対するビジョンは、チャンスへの道を開きました。今日、インドのデジタル経済の成長率は、GDP成長率のほぼ3倍であり、2027年から2028年までに1兆ドルのデジタル経済を達成する勢いです。
STT GDCは現在、インドの10都市に28のデータセンターと、318MW以上の容量を有します。同社によると、インドにおいて売上高で市場シェアの約28%を占めているとのことです。
同社は今年初め、3つ目のチェンナイデータセンターに着工しました。完成予定は、2025年9月です。
2024年4月のDC Byteのレポートによると、インドはAPAC地域のデータセンター市場の成長を牽引しており、多くのハイパースケーラーがインドへの投資を選択しているとのことです。
今週初め、AWSはインドのテランガーナ州のデータセンターに対し、20億ドルを追加投資する計画を発表しました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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