Raxioがタンザニアのデータセンター建設に投資

地域初のキャリアニュートラルなTier IIIデータセンター

アフリカのデータセンター事業者Raxioグループは、タンザニアでのデータセンター計画を発表しました。

同社は今週、タンザニア最大の都市ダルエスサラームに、初のキャリアニュートラルな民間所有のTier IIIデータセンター「Raxio Tanzania」計画を発表しました。

この施設は「数メガワット(MW)」のコロケーション施設で、Uptime Tier III規格に適合する予定です。Raxio Tanzaniaは、2023年に稼働開始予定です。

同社は新施設について、「完全な冗長性と最大限のアップタイムを確保するだけでなく、電力消費とエネルギー効率を最適化する業界最先端の技術ソリューションを完備する」と述べています。

「この数MWの施設は、この地域で最も低いPUEで最も高い電力密度の機器を収容することができ、国内のデータセンターサービスの新しい標準を打ち立てるでしょう。」


具体的な施設規模や投資額などの詳細は明らかにされていません。予想されるPUEも明言されないものの、Raxioの他の施設はすべてPUE1.3を誇っています。

Raxio GroupのCEOであり、Raxioに投資しているアフリカに特化した米国の投資会社Roha GroupのパートナーであるRobert Mullins氏は、「タンザニア初のTier IIIキャリアニュートラル施設を建設するという我々の決定は、アフリカ大陸で必要とされている重要なデジタルインフラを提供するという我々の戦略へのコミットメントを強調するものです」と語っています。「東アフリカで2番目に大きい通信市場として、接続と関連サービスの需要が高まっており、戦略的な立地にあるタンザニアは、当社の成長するポートフォリオの重要な中心的存在になります。」

2021年8月にRaxioは、今後のデータセンター施設の建設に、モジュラー・ビルドを得意とするMaster Power Technologiesと協力することを発表しています。

タンザニアは3本の海底ケーブルで結ばれており、2023年にはもう1本の海底ケーブルが稼働する予定です。また、EACで2番目の経済規模を誇り、2020年には人口約6,000万人、モバイル普及率86%と推定され、サブサハラ・アフリカで最も急成長している国の一つでもあります。

タンザニアのデータセンターは、昨年、ウガンダ、コートジボワール、エチオピアの施設など、アフリカ大陸全域で相次いで拡張された後の最新の発表となります。同社は2021年にメリディアム社から4800万ドルの出資を受けています。



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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