STT GDCが、インド・プネーのデータセンターに2億4200万ドル投資

従来のキャンパスを最大80MWまで拡張する予定

STT GDCは、インド・プネーにあるキャンパスを拡張し、新たに2つのデータセンターを開設します。

今回の開発には2,000クローを投資する予定で、これによりキャンパスにさらに40MWが加わり、5棟で合計80MWの発電能力を有することになります。

STT GDC IndiaのCEO、Sumit Mukhijaは「新設されるデータセンターは、今後12月から24ヶ月の間に段階的に稼動する予定です。今後、市場の需要に応じてさらに容量を増やす計画も立てています」と、Economic Timesに語っています。

Mukhijaは、STT GDCのプネーキャンパスは、220kV の変電所に 100MVA の電力が入る国内唯一のキャンパスであると主張しています。Mukhijaによると、このキャンパスは200MVA、140MWのIT容量まで拡張することが可能だと述べています。

このキャンパスの土地は、Tata Communicationsから賃借しています。STT GDCは、2016年にインドとシンガポールにおけるTataのデータセンター事業の74%、2019年に残りの26%の株式を買収しています。

新たに建設される2つのデータセンターは、合計で650,000平方フィート(60,386平方メートル)の敷地になる予定です。 契約期間は20年で、STT GDCが支払う総賃料は3億1400万ルピー(3800万ドル)、支払額は3年ごとに10%ずつ増加する予定です。

STT GDCのウェブサイトには、インドで21のデータセンターを運営し、合計220MW以上のIT負荷を供給していると記載されています。

2021年3月、STT GDCは、プネーおよびムンバイの施設を含むマハラシュトラ州のデータセンターについて、Avaada Energy再生可能エネルギーの契約を締結しました。

今年の初め、マハラシュトラ州政府はプネーにある2つの新しいデータセンターについて39億ドル相当の覚書に署名しました。マイクロソフトもこの都市での開発を検討しており、2022年10月にプネーで 25エーカーの土地を買収しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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