台湾電力、台湾・彰化で新データセンター着工 ~新施設は再生可能エネルギーの予測・管理に使用
台湾電力公司(TaiPower)は、台湾彰化市で「クラウドデータセンター」の建設を開始しました。
同社は大量の再生可能エネルギーが送電網に接続されていることを受けて、スマートグリッドの開発を積極的に進めていると述べています。詳細な仕様は明らかにしていませんが、新しい彰化クラウドデータセンターは「100万テラバイト以上のデータ」を保存可能で、再生可能エネルギーの発電量をより正確に予測し、効果的に電力を分配し、より安定した電力供給を確保するのに役立つとしています。
この施設では、長浜郷太陽光発電所と洋上風力発電で生産された再生可能エネルギーを利用する予定です。
起工式には、台湾経済部副部長のZeng Wensheng、台湾電力会長のYang Weifu、彰化県市長のWang Huimei、議長のXie Dianlinが出席しました。
台湾電力会長Yang Weifu氏によると、同社はクラウドデータセンターの情報インテリジェンスサービスを利用して、再生可能エネルギーの発電量予測の精度を向上させ、配電がより迅速かつ正確に対応できるようにします。また、スマートメーターのデータを分析することで、自社の電力消費パターンを理解して使いこなすことができ、デマンドレスポンス対策と組み合わせることで、より多くのユーザーが省エネを実現し、電力消費を削減することができます。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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