アラバマ年金機構、NTTのデータセンター契約を8年延長

NTTは、Retirement Systems of Alabama(アラバマ州退職年金機構)との契約を2033年まで延長しました。

この契約により、NTTデータはさらに8年間、同州のpension agency(年金機構)のデータセンターを管理することになります。なお、契約金額については明らかにされていません。

モンゴメリーのダウンタウンに位置するこのデータセンターは、44,000平方フィート(4,088平方メートル)、300ラックの規模を有しています。NTTは2020年にこのコロケーション施設の管理を初めて引き継ぎ、約50のテナントにスペースを提供しています。

State Scoopは、NTTデータの州・地方・教育サービス部門社長であるDave Turner氏が、アラバマ州の経済への投資は、Retirement Systems of Alabamaにとって優先事項であると語ったことを伝えています。

「Retirement Systems of Alabamaは、アラバマ州経済への投資を優先しており、その投資判断の1つとして、この物理データセンター機能を構築したのです。また、データセンターを適切に維持するために必要なITの専門知識は、おそらく彼らの専門分野ではないことも分かっていました」とTurner氏は述べています。

NTTRetirement Systems of Alabamaは、約481,000人の現役および退職した公務員を対象に年金基金を運営し、384億ドルのポートフォリオを管理しています。

今年に入ってからNTT関連のニュースは相次いでいます。今月だけでも、同社はSESとの提携により、衛星を利用したエッジおよびプライベート5Gのネットワークを提供することを明らかにし、日本では50万回線のインターネットに影響を与える大規模な通信障害が発生しました。また、タイ、テキサス、インドのプネでの新規データセンター建設計画を発表し、さらにインドのコルカタで着工したほか、オーストリアのウィーンで新たなデータセンターの開設を発表しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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