AMD、350億ドルのザイリンクス買収に必要なすべての規制当局の承認を獲得、バレンタインデーに取引完了へ

最初のサインで真の愛を

AMDが、FPGAメーカーのザイリンクスの買収に関し、すべての関連規制当局から承認を得ました。

2020年10月に発表された350億ドルの取引は、2月14日に完了する予定となっています。全株式の取引で、AMDの株価が過去1年半で大幅に上昇したおかげで、最終的な買収額はより高くなる見込みです。

中国の規制当局は1月にこの取引を承認しましたが、AMDがザイリンクス製品をAMD製品との結びつけを強制したり、顧客を差別したりしないことを保証しなければならないとする条件を提示していました。

AMD のリサ・スー社長兼 CEO は、買収発表時に次のように述べていました。「ザイリンクスの買収は、AMDを業界のハイパフォーマンス コンピューティング リーダーとして、また世界最大かつ最も重要なテクノロジー企業に選ばれるパートナーとして確立するための次の足跡となる」

「これは、AMD とザイリンクスの株主を含むすべてのステークホルダーに大きな価値をもたらし、合併後の会社の将来の成長と発展性から利益を得ることができる、実に魅力的な合併である。ザイリンクスは、業界内で最も強力なチームの 1 つであり、彼らをAMDファミリーに迎えることができ、非常に嬉しく思っている。世界クラスのエンジニアリングチームと深い専門知識を組み合わせることで、私たちはハイパフォーマンスコンピューティングの未来を定義するビジョン、人材、規模を備えた業界リーダーを作り上げることができるだろう」

ザイリンクスは、特定のワークロードを高速化するために顧客がその場で設定できるロジックブロックからなるフィールドプログラマブルゲートアレイ (FPGA) で最もよく知られている企業です。このチップは、自動車、航空宇宙、軍事分野、5Gネットワーキング、データセンターなどで人気を博しています。同社の主要なライバルであるアルテラは、2015年に167億ドルでインテルに買収されました。

今回の承認は、Nvidiaの400億ドルのArm買収が規制当局の圧力で破綻した同じ週に行われました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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