AMDとザイリンクスの株主が買収を承認
AMDとザイリンクスの株主は、AMDがザイリンクスを買収するためのそれぞれの提案を承認する票決を行いました。
買収完了には、規制当局の承認などの条件がまだ残っていますが、350億ドルの取引は今年中に完了する見込みです。
競争を必要とするのは誰?
ザイリンクスは、特定のワークロードの高速化を顧客が現場で設定可能な論理ブロックで構成されるFPGA(Field-Programmable Gate Array)製品で最もよく知られています。このチップは、自動車、航空宇宙、軍事、5Gネットワーク、データセンターなどの分野で好評を博しています。同社の主要な競合であるAltera(アルテラ)は、2015年にインテルに167億ドルで買収されました。
AMDは主にCPUとGPUの開発に注力しており、コンシューマー市場やデータセンター分野でインテルから徐々に市場シェアを獲得してきました。
同社のEpyc製品群は、インテルが失速して生産期限を守るのに苦労していた頃に、データセンター向けの製品を刷新しました。
GPUで競合するNvidiaも、巨額買収を予定しています。昨年9月には、世界で最も普及している命令セットアーキテクチャのライセンサーであるArmを400億ドルで買収すると発表しました。
しかし、この買収は、AMDとXilinxの買収よりも複雑なようです。Arm中国のCEOは公然と反旗を翻し、GoogleやMicrosoftなどの企業は規制当局の関与を求め、英国は数少ないハイテクハードウェア企業のサクセスストーリーを失うことに躊躇じていると考えられています。
Data Center Dynamics
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