AustralianSuperとEQTがGlobal Switch買収に関心
Global Switchの長期的な競争に参加する企業が増加
AustralianSuperとEQTが、データセンター運営会社Global Switchの買収競争に加わったと報じられています。
1998年に設立されたロンドンを拠点とする Global Switch は、ヨーロッパ、オーストラリア、アジアで13の施設を運営しています。中国の鉄鋼大手、江蘇沙鋼集団は2016年から3年間にわたり、同社の経営権を取得しました。
デイリー・メール紙は、沙鋼が株式の売却を検討している中、オーストラリアの年金基金AustralianSuperと投資会社EQT Partnersがともに同社に「関心を持ち、目を光らせています」と報じています。
Global Switch は1年以上前から売却をちらつかせており、2021年1月には110億ドルの売却に向けて買収候補者に話を持ちかけました。11月までに、Blackstone、KKR、Brookfield Asset Management、DigitalBridge Group、Digital Realty、Equinixが買収候補者として名を連ねていました。
NextDCは以前、マッコーリーキャピタルの協力を得て、Global Switch のアジア太平洋地域部門の買収を検討していると報じられたことがあります。AustralianSuperは以前、NextDCやその他多くのデジタルインフラ企業に投資しています。
EQTは現在、インフラファンドを通じてデータセンター事業者のEdgeConneXを保有しています。
もし買収が実現すれば、今年2番目の大規模なデータセンター買収となります。DigitalBridgeとIFMは今月初め、米国の事業者Switch Inc.を110億ドルで買収しています。Cyxteraもまた、2021年に上場したばかりにもかかわらず、売却を検討している可能性があると報じられていますが、関心を持つ当事者の名前は明らかにされていません。
2021年には、いくつかの大きな取引がありました。KKR & GIP は CyrusOne を150億ドルで非公開化し、American Tower は CoreSite を101億ドルで買収し、Blackstone は QTS を100億ドルで買収しました。
また、DigitalBridge が Global Switch に興味を持つ可能性があることも、The Mail は再確認しています。同社は、Switch Inc.の買収に加え、最近 DataBank の大量の株式を Swiss Life & EDF に売却しています。DigitalBridge は、マレーシアのデータセンター会社AIMSにも関心を持っていると伝えられています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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