BDx、Telstra DCを取得しシンガポール事業を拡大
香港のBig Data Exchange(BDx)は、シンガポールのPaya LebarにあるTelstraデータセンターを取得しました。
BDxの新CEOに就任したBraham Singh氏は次のように述べています。「シンガポールへの進出は、弊社の中華圏以外での最初の選択肢であった。また、他のアジア諸国との距離が近いこともあり、戦略的でもある。」
「その場所や接続の優位性は、BDxを、増大するインターネットやクラウドへのニーズを満たすネットワークハブとして形成するのに役立つだろう。」
Uptime Tier III認証のデータセンターは、7.3MWの電力容量を持ち、1800架のラックを収容しています。BDxは、サイトのPUEを改善し、施設をより効率的にすることを計画しています。
BDxのCOOのDavid Kim氏は次のように述べています。「このシンガポールのデータセンターの取得により、我々は東南アジア市場への重要な接続環境を提供できるようになる。」
「また、このデータセンターが当社のポートフォリオに追加されることで、東南アジアへの拡張を検討している顧客にとっての選択肢も広がるだろう。」
「今後ユーザは、BDxのシングルペイン(=単一基盤)上で、物理及び仮想インフラを簡単にマネージド・ハイブリッド・エコシステムとして統合できるようになり、 BDxのフェデレーテッドSDNにより高度に自動化されたグローバル・データセンター・クラスタを通じて、我々の新しいシンガポール拠点に接続できるようになります。」
ポートフォリオの拡大
今回の買収は、BDxが中国南京のデータセンターの発表を行った数か月後に実施されました。
この施設は2020年6月に立ち上げ予定で、BDxとして8番目のデータセンターとなります。同社は、広州、香港、シンガポール、ロンドンにも施設があります。
当時、BDxのCEO、Bill Gao氏は次のように述べていました。 「当社は、新たな南京データセンターを、中国で最も豊かな地域かつ同国最大の貿易拠点である、新たに定義された揚子江デルタ経済圏の中心部に戦略的に配置した。」
「BDxは、その地理や接続性を活かし、海外や国内ユーザからの増大するインターネットおよびクラウドエクスチェンジ需要を満たすネットワークハブを形成していく。」
Data Center Dynamics
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