DigitalBridgeが投資会社26Northに買収される可能性

デジタルインフラ投資家による買収交渉が進展中

データセンター投資家のDigitalBridgeは、近く買収される可能性があります。

IJGlobalのレポートによると、オルタナティブ投資管理会社26Northが、DigitalBridgeの買収に向けて交渉を進めているとのことです。

エネルギートレーダーのMercuriaは26Northと提携し、数日以内に買収が成立する可能性があると推測されています。

この推測について、両社はまだコメントしていません。

米国を拠点とするDigitalBridgeは、世界中のデジタルインフラを管理、所有、投資しています。そのフットプリントには、60以上のデータセンター、30の市場にまたがる20の相互接続ハブ、モジュール式のエッジデータセンタープラットフォームがあります。

1991年に、Colony Capitalとして設立され、2019年にDigitalBridge Holdingsを買収し、DigitalBridge Holdingsの創業者兼CEOであるMarc Gaziが統合後の会社の指揮を執ることになりました。同社は、2021年にDigitalBridgeに社名を変更し、デジタルインフラストラクチャーに特化した戦略にシフトしました。

現在、同社の投資先には、Vantage、DataBank、Scala、AtlasEdge、AIMS、Digita、Yondr、Landmark Dividend、Switch、複数のファイバーおよびタワー企業が含まれます。

先週のノートに、DigitalBridgeのマーケットパフォーマンス評価を持つKBWのアナリストであるJade Rahmaniは、次のように書いています。「この報告書が有効かどうか、または取引が差し迫っているかどうかはわかりませんが、DBRGの規模を拡大するために、より大きなオルタナティブ資産運用会社によるDBRGの買収は戦略的に理にかなっていると考えています。」

2022年に立ち上げられた26Northは、約280億ドルの運用資産を保有しています。その投資戦略には、プライベートエクイティ、クレジット、保険、再保険ソリューションが含まれます。創業者のJosh Harrisは、1990年にApollo Global Managementを共同設立しました。

資産運用会社のAve Mariaは、昨年の投資家向けメモで、資金調達の努力が失敗に終わった場合、DigitalBridgeが買収される可能性があると警告しました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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