エクイニクスがアフリカに本格参入~MainOneを3億2千万ドルで買収
エクイニクスは、西アフリカのデータセンター・接続ソリューションプロバイダーのMainOne社を企業価値3億2,000万米ドルで買収し、アフリカ大陸への進出を開始することになりました。
この買収完了により、ナイジェリア、ガーナ、コートジボワールにあらゆる種類の革新的な技術と接続性を提供できるようになり、アフリカの大手キャリアニュートラルなデジタルインフラ企業になるというエクイニクスの長期戦略が強化されると、同社は述べています。今回の買収は世界的なデジタル・インフラストラクチャー企業である同社にとって、一連の戦略的買収に次ぐものです。
2021年12月にMainOneの買収意向を発表したのに続き、エクイニクスは最近、南米での拡張を発表し、地元企業や多国籍企業のデジタル変革機会を加速させるため、Entelデータセンター3拠点の買収を意図しています。この2つの買収は、それぞれ2020年10月と2021年9月のGPX Indiaの買収によるカナダの13のBellデータセンターとムンバイの2つの高度に相互接続されたデータセンターの買収の発表に続くものです。
今回の買収によりPlatform Equinixは西アフリカにも進出し、アフリカ内外に拠点を置く組織がグローバル市場や地域市場にアクセスできるようになります。ナイジェリアは、アフリカで最大の人口と経済規模を誇り、約1億4200万人のアクティブなインターネット加入者を有しています。フィンテックやコンテンツ、デジタルメディアにおける新しい革新的なデジタルエコシステムが存在し、デジタルサービスの拡大に大きな可能性を持っています。
買収のメリット
MainOneの買収により、エクイニクスは4つの運用型データセンターを取得し、Platform Equinixに64,000平方フィート以上のスペースを追加し、さらに将来の拡張のために570,000平方フィートの土地も取得します。またポルトガルからラゴス、アクラ、西アフリカ沿岸、ナイジェリア、ガーナ、コートジボワールに陸揚げされた7,000キロメートルに及ぶ広範な海底ケーブルネットワークへのアクセスも可能になります。
さらに、国際的な大手テクノロジー企業、ソーシャルメディア企業、グローバル通信事業者、金融サービス企業、クラウドサービスプロバイダーなど、約800社のB to B顧客がエクイニクスのプラットフォームを利用するようになりました。また、Amazon、マイクロソフト、Apple、Google、Facebookなど、主要なグローバルネットワークへの低レイテンシを可能にする主要なインターネットエクスチェンジへのアクセスを持っています。
エクイニクスは、ラゴスに本社を置くMainOneがアフリカで最もエキサイティングなテクノロジー企業の1つであり、ラゴスが西アフリカ地域全体の接続ハブとして急速に発展していると考えています。2010年にFunke Opekeによって設立された同社は、ナイジェリアのビジネスコミュニティの接続性を実現し、現在3つの運用型データセンターを含むデジタルインフラ資産を有しており、ラゴスの新施設は2022年4月に開設される予定となっています。
W.Media (VENKATESH GANESH)より抄訳・転載
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。