ESR、韓国のデータセンターと物流施設を売却

ソウル郊外のSK Broadband賃貸施設を売却、買い手と価格は非公開

物流不動産会社ESRは、韓国ソウル郊外のデータセンターと物流施設をフルリースで売却しました。

同社は今週、韓国のプラットフォームである ESR Kendall Square 社(ESRKS)が、高陽市にあるイルサン流通センターのデータ・物流センターの売却を完了したと発表しました。

ESRはESRKS Korea Income JV fundを通じて2018年に44,600平方メートルの施設を取得、地元の通信会社SK Broadbandと15年間のリース契約を結んだ後、敷地の一部をデータセンター用に転用しました。

同サイトの新しいオーナーと契約条件は明かされていません。DCDはさらなる詳細を求めています。

ESRグループの共同設立者であり共同CEOの Jeffrey Shen氏と Stuart Gibson氏は以下のコメントを発表しています。「AIを活用したテクノロジーやクラウドサービスの需要が急増し、膨大な量の情報を処理できるデータセンターの必要性が高まっています。」

「この案件は、ロジスティクス資産の一部をデータセンター用に転用し、その価値を高めるという、当社の資産強化の専門性を立証するものです。 このフルリース物件の売却成功は、ESRKSのポートフォリオが、その優れた品質と立地により、本質的に高い価値を有していることを示しています。」

ESR社はWarburg Pincus社などの投資家の支援を受け、2021年4月に大阪のデータセンターを購入し、3つの施設を持つキャンパスに発展させることを予定しています。

また、昨年には東京に20MWのデータセンターを建設する計画を発表しており、大阪と韓国のソウルにもStackと提携してデータセンターを建設する予定です。

ESRは、香港、大阪、東京、ソウル、シドニー、ムンバイ、シンガポールでデータセンターのポートフォリオを開発していると発表しています。ESRの子会社であるARA Asset Management社は、Logos Groupを通じてデータセンター事業を展開しており、インドネシアでは Pure Data Centres社と提携して20MWの施設を建設しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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