China Mobile、上海証券取引所上場で88億ドルの資金調達へ

ニューヨーク証券取引所から締め出された後

世界最大のモバイルネットワーク事業者China Mobileは、上海証券取引所への上場により、約88億ドルの資金調達を計画しています。

同社は今年初め、中国のテクノロジー企業への投資を制限するトランプ時代の決定を受けて、China Unicom、チャイナテレコムとともにニューヨーク証券取引所から上場廃止となりました。

このたびChina Mobileは上海で公募増資を行い、最大8億4500万株を総額560億元(88億ドル)で売り出す予定です。この上場は、中国本土では過去10年間で最大規模となる見込みです。

同社は調達した資金を5Gネットワークの構築、クラウドインフラ、ギガビットブロードバンド、スマートホーム、「次世代ITとデジタル化・インテリジェント化したエコシステム 」の研究開発に充てると述べています。

China Mobileは本来は中国の国有企業です。

米国が中国企業の上場を難しくしているのと同時に、中国は米国の取引所に上場する企業を取り締まり始めています。中国政府は、株式を販売する部門が中国国外で設立されている場合でも、企業の上場を阻止できる法律を成立させる可能性があります。

緊張が高まる中、中国企業は国内取引所への上場をますます増やしています。

ニューヨーク証券取引所での中国企業の上場が何年も続いた後、これは劇的な変化を示しています。2020年、米国における中国系IPO30社は、2014年以来最も多くの資金を調達したとルネサンス・キャピタルは発表しました。



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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