NextDC、300MWのデータセンター用地として西シドニーの土地を購入

12.4ヘクタールの土地を124百万豪ドルで購入

オーストラリアのデータセンター事業者NextDCは、新たなデータセンター開発のために、シドニー西部の土地を購入しました。

ニューサウスウェールズ州のホースレイパークにあるこの土地は、面積約124,000平方メートル(1,334,724平方フィート)、同社のシドニーにおける4番目の施設「S4」が建設されます。開発が承認されれば、NextDCは最大300MWの容量のデータセンター施設を収容できる見込みだとしています。

同社ではこのように述べています。「シドニーのようなデジタルゲートウェイ地域における高品質データセンター資産の需要は、今後10年間のテクノロジーインフラの成長軌道を反映しています。NextDCは既存のS1、S2マッコーリーパークやS3ゴアヒルのメトロポリタンデータセンターに加え、シドニー西部に新設するS4ハイパースケールキャンパスで二重化されたアベイラビリティーゾーンソリューションをお客様に提供できることを楽しみにしています」と述べています。

Urban developerの報道によると、NextDCはCSR Limited社からこの土地を購入しています。

CSRは今週、 ホースレイパークの12.4ヘクタール(124,000平方メートル)の土地を1億2,400万豪ドル(9,180万米ドル)で売却したと報じられています。同社はこれまでに、ホースレイパークにある閉鎖間近のレンガ採石場の52ヘクタールの土地を、4億豪ドル(2億9610万米ドル)以上で売却しています。

CSRのマネージングディレクター兼CEOジュリー・コーツはこのように述べています。「ホースレイパークは、シドニー西部の産業市場の中でも非常に戦略的な立地で、主要な交通機関、電力、インフラへのアクセスに優れています。2021年4月までこの場所で操業していた当社のPGH Bricks事業への影響を最小限にするため、今回の取引はいくつかの段階に分けて行いました」

NextDCは、S4以外にもオーストラリアで10カ所のデータセンターを運営・開発しており、シドニー(3カ所)、パース(2カ所)、メルボルン(2カ所)、ブリスベン(2カ所)、キャンベラ(1カ所)で、合計約7万平方メートル(75万平方フィート)、フル稼働時には210MW以上の容量を有しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。