全世界のハイパースケールデータセンター総数は500超 – Synergy調査
さらに現在151施設が計画・建設段階
Synergy Research Group(シナジー)の最新の調査データによると、ハイパースケールプロバイダーが運営する大規模データセンターの総数は2013年初から比較しおよそ3倍に増加したことがわかります。
ハイパースケール施設はヨーロッパ、中東、およびアジア太平洋地域で急速に増加しつつありますが、米国は依然として全体のほぼ40%を占めています。最新の国別シェアランキングでは、米国に続いて中国(10%)、日本(7%)が続いています。
この調査は、世界の20社の大手クラウドおよびインターネットサービスプロバイダーが保有するデータセンターフットプリントの調査に基づいています。2018年には430施設がカウントされていましが、前回の調査以降、74のハイパースケール施設が完成したことになります。
クラウドバースト
調査によると、AmazonとMicrosoftが過去12か月で最も多くのデータセンターを開設し、GoogleとAlibabaが次に続きます。 オラクルは他のクラウドプロバイダーに追従しようとデータセンター業界での存在感を顕著に示しつつありますが、それでも競合他社と比較してまだ数は少ないです。
Synergy Research Groupのチーフアナリスト兼リサーチディレクターのJohn Dinsdale氏は、「過去4四半期よりも直近の4四半期はより多くの新しいハイパースケールデータセンターが開設されている。」と解説しています。
現時点で504施設ある ハイパースケールデータセンター に加えて、 151施設が現在計画中か構築段階にあり、データセンターの建設ブームに収束の兆しがないことを示しています。
Synergyの調査によると、すべてのハイパースケールデータセンターの70%以上はデータセンター運営事業者からのリース施設であるか、パートナーが保有しています。
注意すべき点は、Synergyは”ハイパースケール”の定義を公開しておらず、有料で購入した顧客にのみ明らかにしています。同調査会社は、施設の総コストが分析において重要な役割を果たす、とDCDに以前説明していました。
Data Center Dynamics
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