コロケーション事業者2023Q1決算 ~Digital Realty, Equinix, American Tower, Iron Mountain, DigitalBridge, Cyxtera

Equinix: 四半期収益が20億ドルに到達

同社の2023年第1四半期の四半期収益は、15%増の20億ドルでした。

営業利益は前四半期比36%増の3億8400万ドル。純利益は2億5900万ドルで、調整後EBITDAは9億4400万ドルでした。

Equinixの社長兼CEOであるCharles Meyers氏は、次のように述べています。 「デジタル・トランスフォーメーションに対する全体的な需要が、当社のビジネスの長期的な継続的推進力に関する確信を後押しするなど、当社の見通しは引き続き明るいものであり、当四半期には約20億ドルの収益を達成し、好調なスタートを切ることができた」

当四半期では、フランクフルト、パリ、シンガポール、及びシドニーの4件の開業と、フランクフルト、ラゴス、メルボルン、及びリオデジャネイロの4件の新規承認プロジェクトが発表されました。

今回新たに承認されたブラジル・リオデジャネイロのRJ3フェーズ1は2025年第1四半期に550ラック、ナイジェリア・ラゴスのLagos 3フェーズ1は2025年第1四半期に225ラック、オーストラリア・メルボルンのME2フェーズ3は2024年第2四半期に1500ラックが追加される予定です。

また、ハイパースケール「xScale」の側面では、2024年第4四半期に開業予定のドイツで新たに認可された14MWのFrankfurt x16の全体をフルリースすることに成功しました。

同社は現在、11の既存施設からなるxScaleポートフォリオ全体で166MWを稼働させており、そのうち138MWはリース済み、また開発中の92MWもあり、そのうち57MWはリース済みとなっています。

Madrid 3x-1は第1四半期にローンチされる予定でしたが、第2四半期に延期されました。また、8MWのTY13x-1も第2四半期にローンチが予定されています。

また、同社は1月に16カ国7,000社以上の顧客に対して価格引き上げを実施し、電力コスト上昇の影響を完全に相殺し、約9,000万ドルの増収を実現したと、CEOのMeyers氏は決算発表の中で説明しました。

「当社は、不安定なエネルギー市場をうまく乗り切ったことに非常に満足しており、当社の事業および顧客に対するこの変動の影響を大幅に軽減し、引き続き強力なポジションを保っている」 と、同氏は述べています。

また、CFOのKeith Taylor氏は、当四半期に「約5億8,000万ドルの円建て債務」を調達したことを明らかにしました。

Equinixが香港のデータセンター資産の売却を検討している、と報道されていることに関するアナリストの質問に対し、Taylor氏は次のように答えました。 「香港は当社にとって非常に重要な資産であり、当社のプラットフォームにとって重要なものである。そのため、資産を売却するようなビジネス展開を考えてはいない。だが、ビジネスを拡大・成長させるための革新的な方法は考えている」

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。