DC Twoが「Adisyn」への社名変更を検討

新しい名前、新しい戦略

オーストラリアのデータセンター会社DC Twoが、社名をAdisynに変更することを検討しているようです。

ARNが最初に報じたところによると、Adisynは「adaptive(適応性)」と「synergy(相乗効果)」を組み合わせたもので、同社の焦点の変化を反映することを意図しています。この変更により、オーストラリア証券取引所のTickerもAL1に変更されます。

この社名変更は、来る10月10日に開催される株主総会での承認が条件となります。

DC TwoのCEOであるBlake Burton氏は、「同社はハイパフォーマンスコンピューティングの新しいスタンダードを導入したい」と語っています。同社は、データセンターやクラウドサービスの提供から脱却し、生成AIソリューションやマイクロサービスへと移行する意向で、昨年にはThomas Cyber社の買収によってサイバー部門も設立しました。

Burton 氏はARNに対し、社名変更について次のように述べています。 「Adisynは、技術革新の最前線に立つという当社のコミットメントを表しています。これは、組織の成長段階に関係なく、継続的な学習、実世界の状況への迅速な適応、AI導入などの迅速な新技術の実現への献身を意味します」

今年の初めには、DC TwoがITとクラウドサービスのプロバイダーであるAttainedの100%を買収しており、これもマイクロサービスへの移行を支援するためだと報じられています。

その直後の2023年2月、DC Twoはモジュール式データセンター資産を300万豪ドルでDCommに売却すると発表しました。

DC Twoは2012年に設立さ れています。同社は現在、パースとダーウィンのデータセンターから多くのクラウドサービスを提供しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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