エクイニクス・データセンターの障害でシンガポール全土で銀行業務に影響

土曜日の午後、エクイニクスのデータセンターで発生した障害が、シンガポールのDBSとシティバンクの銀行サービスを停止に追い込みました。
 
障害の原因はまだわかっていません。この問題は他にもフィリピン、香港、インドでのサービスにも影響を与えたようで、またFacebook、Instagram、WhatsApp、Call of Dutyでも問題が発生したとユーザーからの苦情が寄せられています。
 
 
「シンガポールにある当社のデータセンターの1つで技術的な問題が発生し、データセンター内の温度が上昇し、一部の顧客のオペレーションに影響が出た」とエクイニクスは述べています。
 
エクイニクスは、この事故について「徹底的な調査」を実施するとコメントしています。
 
シンガポール金融管理局(MAS)は、この障害については把握しており、独自の予備調査を行っていると述べています。
 
以前の問題はエクイニクスのデータセンターとは無関係のようですが、DBSの利用者は過去1年間に何度も障害に見舞われています。
 
これらの障害により、MASは同社に制限を課し、デジタル・バンキング・サービスの管理監督、スタッフの能力、運用プロセス、システムのレジリエンス力、アーキテクチャ設計の妥当性の評価を含む包括的な見直しを行うよう指示しました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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