AWSがカスタムシリコンチップを開発中との報道
Amazon Web Servicesが、ネットワークスイッチ用のカスタムシリコンチップの開発に取り組んでいると報道されています。
The Informationは、複数の情報源を引用し、このプロジェクトは2015年に3億5000万ドルで買収したチップメーカーAnnapurna Labsから引き継いだチームによって主導されていると主張しています。
ネットワーク全体を掌握するまでAWSの動きは止まらない
AWSはすでに独自のスイッチを開発していますが、その内部のチップの製造はサードパーティ企業に依存しています。
主要サプライヤーの中にはBroadcomがおり、同社との関係はますます緊張した状態になるだろうと考えられています。
独自のハードウェアを開発することで、Broadcomなどの企業への依存をなくし、パフォーマンスを向上させ、新しいスイッチでのみ可能な独自のサービスを提供するための扉を開くことさえできるようになります。
同社はチップ開発では長い歴史があり、機械学習ワークロード用としてのInferentiaやTrainium、およびGraviton Armプロセッサを開発しています。
ハイパースケールクラウドプロバイダーは皆、プラットフォームを差別化し、コストを削減し、そしてベンダーロックインさせる目的でカスタムシリコンに多額の投資を行っています。たとえば、Googleは、AIチップのTPUシリーズ、ビデオ処理用のVPU、セキュリティ用のTitan製品を開発しました。TikTokのByteDanceでさえ、チップ設計への参入を検討していると考えられています。
Data Center Dynamics
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