Bamboo Systems,投資家と英政府から700万ドルを調達

Armサーバ製造メーカーのBamboo Systemsは、新たな資金調達ラウンドで700万ドルを調達しました。

今回の投資は既存支援者のSeraphim CapitalとOpea Holdingに加え、英国政府のフューチャーファンド(UK Future Fund)からの12億5000万ポンド(16億ドル)も含まれています。英政府のスキームは、Covid-19パンデミック期間におけるスタートアップ企業の支援を目的としており、125,000ポンドから500万ポンドのローンを現金または株で返済できる仕組みになっています。

Arming up

Bamboo SystemsのCEOであるTony Craythorne氏は、次のように述べています。「Seraphim CapitalとOpea Holdingsが、Bambooへの継続投資に加え弊社独自のサーバアーキテクチャを強力にサポートしてくれる事は非常に嬉しいことだ」

「英国フューチャーファンド(UK Future fund)からの投資も嬉しく思う。これらの投資は、データセンターのコンピューティング概念を根本的に変えようとする当社のテクノロジーの価値を強調している」

我々は年初に、同社がB1000Nシリーズサーバを発表した際、Craythorne氏にインタビューをしました。サーバは、最大2.2GHzで動作するCortex-A72 CPUコア 16基を搭載するNXP Layerscape LX2160Aが組み込まれています。フルスペックのB1008Nシャーシは、128コア、512GB DRAMまで拡張できる16チャネルのDDR4メモリ、および64TBの NVMe ストレージを備えています。

「他社は皆Armプロセッサを単にIntelソケットに取り付けたに過ぎない」Craythorne氏はDCDに対しこう話していました。

「HPE、Lenovo、そしてSupermicroはArmサーバを持つが、これら全てはx86アーキテクチャに取り付けているだけだ。したがい、彼らはArmのメリットの一部しか活用されていない。そして、我々が行ったことは完全に異なる」

投資ラウンドは、Appleのコンピュータ用へのチップアーキテクチャの採用、Armを搭載する世界で最も強力なスーパーコンピュータ(富岳)の発表など、Armにとってイベント尽くしの年に行われました。その後、先月にはGPUの巨人NvidiaがArm社を400億ドルで買収する意向を発表しました。

「Armサーバへの関心がかつてないほど高まる中、Bamboo Systemsを引き続きサポートできることをうれしく思う。AWS、Apple、そして現在NvidiaなどがArmに大きな賭けをしている今が、Armサーバが800億ドル規模のサーバ市場に大きなインパクトを与える時だと信じている」とSeraphim CapitalのマネージングパートナーであるJames Bruegger氏はこのように述べています。

「Bambooの革新的なサーバアーキテクチャは、サーバ市場が切望する広大なスペース、コスト、および省エネを実現するための鍵を握っている」

Data Center Dynamics

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