IntelのQ3業績、データセンター事業好調で期待を上回る

サーバCPU、SSDの販売が好調

IntelのQ3の売上高はアナリスト予想を上回る161億ドルに達し、同社のデータセンター事業グループの業績は過去最高を記録しました。

全体の売上高は対前年同期比で2%増加しましたが、特にデータセンター関連事業は15%伸びました。新しいXeon SPプロセッサと不揮発性メモリと、年初に発売された3D Xpointテクノロジをベースにした製品群の販売が好調に推移したことが理由です。

IntelのCEOであるB.クルザニッチ氏は次のように述べています。「今年度は過去最高の1年になるでしょう。私は、Intelの進歩と未来を考えると非常にわくわくします。Intelは、これまで人工知能、自動運転などに革新をもたらしてきましたが、今の製品ラインナップは、その中でも過去最も強力です」。

富める者はさらに富む

Intelは、Q3の業績が過去最高、過去最高の利益を記録したと発表しました。1株当たり$1.01(非GAAP)で、ウォールストリートが予測した$0.80を上回っています。

クライアントコンピューティング事業グループ(デスクトップとラップトップを販売する従来式のCPUビジネス)は全く成長せず、売上高は$89億でしたが、データセンター事業グループの収益は7%増の$49億でした。

それは好調な成績に見えるかもしれませんが、それ以外の「データセンター関連事業」はさらに好調です。 IoT 事業グループは23%増、不揮発性メモリソリューション事業グループは37%増でした。

2015年のアルテラ社買収により得たフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ( FPGA )事業を担当するプログラマブルソリューション事業グループは、対前年同期比で10%増の$4億6,900万の売上を達成しました。

これは、データセンター関連機器がIntelの総売上の45%を占めるようになり、5年前の約30%から増加したことを意味します。これは、「PC関連事業」企業から「データセンター関連事業」企業への移行に沿ったものです。

これまでの3四半期連続の好調な実績を鑑みて、Intelは今期の業績予測を引き上げました。2017年度は$6,200億の見込みです。

Intelの最高財務責任者(CFO)のB.スワン氏は、「我々は、3カ年のIntel改革計画のまだ9カ月目であることを考えると最高の気分です」と述べています。

– Data Center Dynamics
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