Google,Tokyo

Google AIデータセンターのエネルギーブームを受け新たなネットゼロ戦略

記録的な建設ラッシュの中、新たなロードマップが必要

Googleは、新しいデータセンターの気候戦略を率いる「AI/ML炭素削減とネットゼロのリーダー」を探しています。

人工知能の訓練と推論には膨大な計算能力が必要なため、クラウド事業者のエネルギー使用量は急増し、これまでのネットゼロ計画は冗長になる可能性があります。

求人情報では、「ネットゼロと24時間365日カーボンフリーエネルギーのための新しいOpEx/CapEx予算とコストアプローチを開発し、AI/MLの成長に合わせて拡張し、チームがより効率的に運用・実行できるようにする」人材を募集しています。

また、「長期的なロードマップを策定し、AI/MLの成長とそのエネルギーおよびカーボンフットプリントに対処するために必要な予算を確立するために、さまざまなチームや製品にまたがって働くことになります。」

「また、AI/MLがGoogleの温室効果ガス排出量とその削減目標に貢献するためのギャップと機会を特定します。」

同社は現在、電力購入契約(PPA)を通じて、年間ベースで再生可能エネルギーの使用量に相当するエネルギーを購入することで、施設用に100%再生可能エネルギーを調達しています。

24時間365日のPPAもあり、2030年までに24時間体制でデータセンターとオフィスに再生可能エネルギーを供給することを約束しています。

この求人情報では、その日付がまだ言及されており、AI用のデータセンター・エネルギーの増加が、長期的に同社の再生可能エネルギー計画を混乱させることはないと示唆しています。

しかし、データセンターの電力需要の急増は、送電のボトルネックがデータセンターの立地選定に影響を及ぼすなど、世界各地で課題を引き起こしています。

今年初め、商業用不動産コンサルタント会社のNewmark は、AI需要に後押しされ、米国のデータセンターの電力消費量は2030年までに倍増すると予測しました。

IEAによれば、世界のデータセンターの電力は2026年までに倍増する可能性があると見られています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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